本日の株式市場

 前日の米国市場でNYダウは前日比1,100ドル超下落した後値を戻し、大引けでは前日比+99ドルと大きく上下しました。一方、本日の日経平均株価は同121円安の27,466円で取引を開始しました。ウクライナ情勢の緊迫化やオミクロン型感染拡大の影響を受け投資家心理は悪化しており、次第に下げ幅を拡大しました。14時過ぎに日経平均株価は一時前日比697円安の26,890円まで下落しました。これは2021年の取引時間中の安値を下回り、2020年12月以来約1年1か月ぶりの水準です。その後は、値ごろ感に着目したと見られる買いが株価を下支えし、結局同457円安の27,131円と前日比で大幅に反落して取引を終えました。

 日経平均株価の終値としては昨年8月20日以来約5ヶ月ぶりの安値水準となりました。東証1部全体では値上がり290銘柄に対して値下がり1,832銘柄と値下がり優勢でした。

本日発表予定の海外経済指標等

  • ドイツ:1月ifo企業景況感調査(総合)
      前月:94.7 予想:94.5
  • 米国:1月消費者信頼感指数
      前月:115.8 予想:111.1

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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