①日本:中国都市封鎖の長期化を懸念

今週・前週の振り返り

 日経平均株価は、米FRBの金融引き締めペースの加速や中国都市封鎖による景気減速への警戒感が高まり、軟調な展開となりました。

来週の展望

 市場では、中国の都市封鎖による景気減速に加え、製造業のサプライチェーン障害が懸念されています。これらの影響は、16日に発表される日本の4月工作機械受注(速報)と中国の4月主要月次統計に表れるとみられます。新型コロナ感染拡大に伴う都市封鎖がいつまで続くのか、引き続き市場の焦点となりそうです。

 その他、国内企業決算発表では、16日にアサヒグループHD、リクルートHD、三菱UFJFGなどが予定されています。

(投資情報部 澤田 麻希)

②米国:当面は経済指標などからインフレの状況を確認

今週・前週の振り返り

 今後のインフレの状況によっては、FRBの積極的な利上げが続く可能性が意識され、全般的に軟調となりました。

来週の展望

 FRBによる利上げペースについては不透明感が残っており、株式市場は不安定な状態となっています。6月FOMCはFOMC参加者の政策金利見通しが公表される会合で、今後の利上げペースが見通せるようになれば、不透明感が後退することが期待されます。

 当面は、経済指標などからインフレの状況を確認していきたいと考えます。また、FRB幹部の講演会における発言などを通して、FRBによる現状認識と金融政策に対するスタンスを判断していきたいと考えます。

(投資情報部 村山 誠)

③新興国:南アフリカの金融政策会合に注目

今週・前週の振り返り

 中国の景気減速懸念や米4月CPI(消費者物価)の高止まりなどを受けて、新興国通貨はロシアルーブルを除き対円で概ね軟調な展開となりました。

来週の展望

 19日に南アフリカで金融政策会合が開かれます。前回会合で同国中銀は2022年末のCPIの見通しを前年比+4.9%から同+5.8%に上方修正しましたが、その後発表の3月CPIは同+5.9%となっており、利上げ観測が強まっています。一方で計画停電や一部地域の洪水の悪影響から景気減速懸念も高まっており、中銀がインフレ抑制と景気のどちらを重視するかが注目されます。追加利上げとなればランドの上昇要因となるでしょう。

(投資情報部 岩崎 晴弥)

【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら

業種分類、Nomura21 Globalについて

ご投資にあたっての注意点