米国市場の動向

米国株は上昇

 17日の米国株式市場では、NYダウが前日比+1.33%、ナスダック総合指数が同+2.75%、S&P500が同+2.01%と主要3指数が揃って上昇しました。米国の4月コア小売売上高が市場予想を上回るなど欧米経済指標が良好だったことに加え、中国ロックダウンへの警戒がやや和らぎ、中国株が反発したことなどが好感されました。

相場の注目点

半導体関連株の動向に注目

 日経平均先物CME終値は26,825円となり、日経平均株価の前営業日終値(26,659円)を上回る水準となっています。米国株の上昇が日本市場の追い風となりそうです。特にフィラデルフィア半導体株指数は前日比+5.01%と大きく上昇しており、半導体関連株の動向が注目されます。

1-3月期GDP速報が公表

 日本では、寄り前の8:50に2022年1-3月期GDP統計1次速報が公表予定です。野村證券では、実質GDP成長率が前期比年率-6.4%と2四半期ぶりのマイナス成長になると予想しています。ただし、金融市場の注目は4-6月期以降の回復ペースに移っており、相場の反応は限定的だと考えられます。

G7財務相・中銀総裁会議が開催

 G7財務相・中銀総裁会議が20日までの日程で開催予定となっています。会議では、ウクライナ支援議論に加えて国際金融市場の動向も点検される予定です。金融市場の不安定感が高まる中、当局者の発言が注目を集めそうです。

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