本日の株式市場

 前日の米国株式市場では、6月FOMCで0.75%ポイントの利上げが決定され、FRBがインフレ抑制姿勢を明確に示したことを背景に、主要3指数は揃って上昇しました。重要イベントの通過と米国株式の上昇を好感した本日の日経平均株価は、寄り付きの26,726円から上昇し、午前中に一時、前日比626円高の26,947円と、この日の高値を記録し、27,000円に迫る場面もありました。幅広い銘柄が上昇するなかでも、自動車関連銘柄や電機関連銘柄などの上昇が目立ちました。

 ただ日本時間10時過ぎから米国株式先物価格の上昇幅が縮小したことを受け、日経平均株価の上昇幅も縮小する展開となりました。国内市場では、翌日に控える日銀金融政策決定会合の結果を見極めたいとする投資家の思惑もあるとの見方が広がりました。午後からも日経平均株価が上昇幅を縮小する展開は変わらず、前日比105円高の26,431円で本日の取引を終了しました。

本日発表予定の海外経済指標等

  • (米国)6月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
      前月:2.6 予想:5.0
  • (米国)5月住宅着工・建築許可件数(年率)
      (着工) 前月:172.4万件 予想:169.3万件
      (許可) 前月:181.9万件 予想:177.8万件
  • (英国)金融政策会合・結果発表
      (政策金利) 前回:1.00% 予想:1.25%

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら
ご投資にあたっての注意点