食事は大切な人とのコミュニケーションの時間になる。親子にとっても1日のうちで時間を共有できる場であり、同じ食事を囲むとおいしさもひとしおである。

 幼児食ブランド「homeal(ホーミール)」を展開するhomeal ㈱は、㈱温泉道場が運営する宿泊施設「ときたまひみつきちCOMORIVER(コモリバ)」と連携し、宿泊客向けに幼児食の提供を開始した。まだ幼い子どもと一緒に旅行やグランピングに出かけた際、アレルギーや栄養バランス、好き嫌いなどを考えると、大人と同じものを食べさせることに躊躇する親は少なくない。かといって、わざわざ別に作ったり、持参したりするのも大変な手間になる。そこで、homeal ブランドでも人気の「隠れ野菜たっぷりの辛くないキーマカレー」を「ときたまひみつきちCOMORIVER」のメニューにし、親子が一緒に食事を楽しめる場を提供。今後は「アウトドア×幼児食」をテーマに、アレンジメニューや2社オリジナルメニューの開発・提供も進めていくそうだ。

 一般財団法人三和徳育会が運営する「アメリカ山ガーデンアカデミー学童クラブ」や「アメリカ山徳育こども園」に豆乳やオリジナルパンのサブスクリプションサービスを開始したのは、豆乳カフェ「SOiSPACE(ソイスペース)」を運営するチェーンタク・ミライ㈱。定期的に搾りたての豆乳を配送し、児童や保護者、スタッフにも気軽に豆乳を飲める環境を提供することで、国産大豆の豆乳の魅力を実感してもらう狙いだ。また、おからと豆乳を原料にしたパン「イソフラ・ボンボン」も、豆乳と一緒に提供をスタート。製造はSOiSPACE 元町店と同じ元町創業のベーカリー「ポンパドウル」に委託し、おやつ用に毎週100個ほどを納品していく。今後は、三和徳育会が運営する保育園や老人ホームなどにもサービスを拡大する予定という。

 食事は絆を深める大事なイベント。味も時間も大切に味わいたい。

※野村週報 2022年9月5日号「天眼鏡」より
「天眼鏡」は、現在話題の新商品や新技術を解説したものです。ご投資の参考となる情報提供を目的としたものではありません。

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