本日の相場動向

 26日の米国株式市場で、NYダウは前日比+453.40ドル(+1.38%)の33,072.88ドルと続伸しました。S&P500指数は前日比+1.66%、ナスダックは同+1.24%と主要3指数は揃って上昇となり、NYダウとS&P500指数は最高値を更新しました。この日は、ワクチン接種の進展等により早期の経済正常化の期待が高まったことが株価の押し上げ要因となりました。

 日経平均先物CME終値は29,415円となりました。日経平均株価は3月の配当落ち約177円を考慮した場合、29,592円と試算され、前営業日終値(29,176円)を大幅に上回る水準です。本日29日は3月末の配当・優待権利付き最終日となります。足もとのドル円相場は1ドル=109円70銭前後と、前営業日の15:00時点の109円20銭台から円安です。

 本日、3月18-19日に開催した日銀金融政策決定会合の主な意見が公表されます。同会合では、金融緩和の長期化を見据えた政策修正が決められました。修正内容は銀行株にとって追い風と見られ、発表直後には昨年来高値を更新する銘柄も見られました。主な意見は、修正の意図などを確認する上で注目されます。

 世界的な半導体不足を背景に、自動車メーカーが相次いで減産を余儀なくされています。先週は、欧州の自動車メーカーや中国の電気自動車メーカーなどが減産を発表しています。これらの報道による自動車関連株や半導体関連株への影響は引き続き注目が集まります。

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企業

  • 日本M&Aセンター – 業績予想更新/レーティングーーーー
  • 三和ホールディングス – 2月も重量シャッターの業界出荷量は増加

業界

  • 中長期で原油需給は逼迫の可能性も – 需要回復を米国シェール増産では賄えない
  • 建設・不動産マーケット情報 – 「地価公示」は下落も投資マネーは旺盛

マクロ

  • 日本経済ウィークリー – コロナ禍と家計の金融資産選択
  • 国際金融為替フラッシュ – 来週の注目点:米雇用統計、米インフラ投資計画、日銀短観
  • 国際金融為替インサイト – トルコリラ急落の他市場への波及リスクを再検証
ご投資にあたっての注意点