このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く登録されている銘柄をチャート分析しました。

「ウォッチリスト」登録銘柄上位ランキング

母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に登録している銘柄(2022年10月25日時点)

本日はFINTOS!ウォッチリスト登録銘柄ランキング第7位のオリックス(8591)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

早期に52週線奪回となるか注目

当社は、リース事業を核に、保険、信託、不動産などを多角展開している企業です。

(図1)当社の株価は、今年1月に高値形成後、上値の重い動きが続いており、足元で主要な移動平均線を割り込む展開となっています。

この先早期に、過去に上値抵抗や下値サポートとして機能した52週線(10月28日:2,309円)を奪回し、下降トレンドラインに向けて戻しを試す動きとなるか注目されます。

調整継続の場合は2,000円前後に多くのフシ

(図2)一方仮に調整継続となった場合は、今年10月安値(2,011.5円)や今年3月安値(1,981円)などのフシが集まる2,000円処で下げ止まるか、まずは注目されます。さらなる下値メドとしては、2020年以降の上昇幅に対する50%押し(1,856円)水準などが挙げられます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2022年10月28日。図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。  (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。 
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

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ご投資にあたっての注意点