(注)データは日本時間2022年11月24日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、中心限月で、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。

海外市場の振り返り

 23日の米国株市場では主要3指数が揃って続伸しました。この日公表された11月FOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨では「参加者の大部分は、引き上げペースの減速が近く適切となる可能性が高いと判断した」と記されました。次回12月会合では利上げペースが0.5%ポイントへ鈍化するとの見方から10年国債利回りは3.69%まで低下、株価反発に寄与したとみられます。為替市場ではドルが主要通貨に対して全面安となり、ドル円レートは139円台半ばの水準で推移しています。

相場の注目点 

 本日は感謝祭休暇のため米国市場は休場です。明日25日はブラックフライデーと呼ばれ、米国の年末商戦が本格化します。今年は在庫調整のため大手ネット通販が大型セールを前倒しする動きもありましたが、家計の消費意欲を測る点からも市場の注目を集めると見られます。

本日のイベント

 本日、欧州ではECB(欧州中央銀行)の10月金融政策理事会議事録、ドイツの11月IFO企業景況感指数と注目度の高い指標が発表されます。ECB内でも12月会合では利上げペース鈍化の議論が進んでおり、議事録で裏付けが取れれば株式市場などリスク性資産市場を後押しする材料になりそうです。

(投資情報部 尾畑 秀一)

(注) データは日本時間2022年11月24日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、中心限月で、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。

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