本日の株式市場

 本日の日経平均株価は前日比15円高の28,398円で取引を開始しました。前日の米国株式市場が感謝祭で休場だったものの欧州株式市場が堅調だったことが好感されました。しかし騰勢は弱く、寄付き後は下落に転じました。その後は、やや買戻しがあったものの、材料難の中、日経平均株価は28,300円前後で横ばいとなりました。後場の値動きは限定的で、上下の値幅は約38円と狭い範囲での推移となり、方向感に欠ける展開となりました。結局、日経平均株価は前日比100円安の28,283円と4営業日ぶりに反落して、この日の安値圏で取引を終えました。今晩の米国株式市場が感謝祭の翌日で短縮時間の取引になることから、様子見姿勢も強く、東証プライム市場の売買代金は2兆3,753億円に留まりました。

 個別では、ファーストリテイリングや東京エレクトロンといった値嵩株の一角が下落したほか、中国で新型コロナウイルスの感染が拡大していることから、ダイキン工業やファナックといった中国関連とされる銘柄の下落が目立ちました。

本日発表予定の海外経済指標等

特にありません。

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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