本日の株式市場

 本日の日経平均株価は前日比141円安の27,886円で取引を開始しました。前日の米国株式市場でNYダウはほぼ横ばいとなったものの、S&P500指数とナスダック総合指数が下落したことが嫌気されました。寄付き後は、やや不安定な値動きとなり、下げ幅は一時前日比225円安となる場面もありました。その後は、日本時間1日未明に予定されている、パウエルFRB議長の講演を前に様子見姿勢も強いことから、積極的に持ち高を傾けにくく、下げ幅を縮小する展開となりました。日経平均株価は上昇に転じるには至らなかったものの、前日比58円安の27,968円と、この日の高値圏で取引を終えました。

 業種別では海運業の上昇が目立ったものの、24業種が下落するなど、幅広い業種が下落しました。個別では、ファーストリテイリングが前日比0.79%下落し、1銘柄で日経平均株価を約22円押し下げました。

本日発表予定の海外経済指標等

  • 米国:11月ADP全米雇用レポート(民間雇用者数)(前月差:万人)
      前月:23.9 予想:20.0
  • 米国:7-9月期GDP改定値(前期比年率:%)
      速報値:2.6 予想:2.7
  • 米国:パウエルFRB議長講演(翌3:30)
  • ユーロ圏:消費者物価指数(前年比:%)
      前月:10.6 予想:1.4
  • ユーロ圏:コア消費者物価指数(前年比:%)
      前月:5.0 予想:5.0

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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