本日の株式市場

 本日の日経平均株価は前日比242円安の27,983円で取引を開始しました。前日の米国株式市場が軟調となったことに加え、米長期金利が低下し、為替相場で円高ドル安が進んだことが嫌気されました。その後、前場の間はほぼ一本調子で下落し、下げ幅は一時前日比563円安まで拡大する場面もありました。後場に入ると、日本時間今晩に11月の米雇用統計の発表を控えて様子見姿勢が広がり、27,700円台前半で一進一退となりました。結局、日経平均株価は前日比448円安の27,777円と、後場の高値であるものの、この日の安値圏で取引を終えました。

 業種別では全ての業種が下落し、ほぼ全面安となりました。また個別では、三菱自動車が円高ドル安を背景に下落し、前日比-5.91%と下落率首位となった他、ファーストリテイリングが下落し、日経平均株価を1銘柄で約48円押し下げました。

本日発表予定の海外経済指標等

  • 米国:11月雇用統計
      非農業部門雇用者数(前月差:万人)
      前月:26.1 予想:20.0
  • 米国:失業率(%)
      前月:3.7 予想:3.7
  • 米国:平均時給(前年比:%)
      前月:4.7 予想:4.6

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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