海外市場の振り返り

 

 金曜日に発表された米11月雇用統計は、非農業部門の雇用者増加数や平均時給の上昇率が市場予想を上回り、労働参加率が市場予想を下回りました。米国の雇用は堅調だったことを受け、FRBによる利上げの到達点の市場予想はやや上昇し、主要株価指数と米10年国債は発表当初下落、定価しましたが、引けにかけて値を戻しました。

相場の注目点 

 12月13、14日に開催される米FOMCを前に、ブラックアウト期間に入りますので、FRB高官の発言が控えられる中、米国の経済指標が引き続き注目されると想定されます。特に9日の生産者物価指数や同日のミシガン大学消費者調査での期待インフレ率、13日の消費者物価指数などインフレ指標への市場の関心は高いと考えます。

本日のイベント

 米国は11月ISMサービス業景気指数や10月製造業受注、中国は11月財新版サービス業PMI、欧州は10月ユーロ圏小売売上高の発表が予定されています。

(投資情報部 竹綱宏行)

(注) データは日本時間2022年12月5日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、中心限月で、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。

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