本日の株式市場

 本日の日経平均株価は前週末比24円安の27,752円で取引を開始しました。ドル円相場で為替が円高になったことが日経平均株価の重石となりました。寄付き後は、前週末の米国株式市場で主要3指数はまちまちな結果となったことなどから、不安定な動きとなり、27,800円を挟んで一進一退となりました。その後も新たな材料もなく、手掛かりに乏しい中様子見姿勢が広がり、方向感に欠く展開となりました。結局、この日の日経平均株価は前週末比42円高で取引を終えました。一方で、TOPIXは前週末比-0.31%と小幅に続落しました。また、東証プライム市場の売買代金は2兆6,403億円となりました。

 個別ではファーストリテイリングが前週末比+3.10%と上昇し、日経平均株価を約86円押し上げました。前週末に発表されたユニクロの11月国内既存店売上高は5ヶ月ぶりに減少したものの、客単価が上昇したことに加え、中国のゼロコロナ政策が一部緩和されたことが好感されました。

本日発表予定の海外経済指標等

  • 米国:11月ISM製造業景況感指数
      前月:54.4 予想:53.1
  • 米国:10月製造業受注(前月比:%)
      前月:0.3 予想:0.7

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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