本日の株式市場

 前日の米国株式市場では、良好な経済指標の発表を受け、金融引き締めの長期化観測が浮上し、主要3指数は揃って下落しました。この流れを引き継ぎ、日経平均株価は前日比116円安の27,704円と反落して取引を開始しました。前週、対米ドルで一時133円台と、約3ヶ月半ぶりの水準まで進んだ円高も一服となり、円高による企業業績悪化への懸念は、ひとまず後退しました。寄付き後の日経平均株価は、徐々に値を戻し、上昇に転じ、後場寄り付き直後には、上げ幅を広げ一時前日比113円高の27,934円となりましたが、心理的節目の28,000円近辺では上値の重さが目立ちました。その後の日経平均株価は27,900円を挟んで一進一退を続け、結局前日比65円高の27,885円と続伸して取引を終えました。

 指数計算上、大きな影響を及ぼすファーストリテイリングは、中国の防疫措置緩和による経済正常化の恩恵が期待され、前日比+2.03%と上昇し、日経平均株価を約59円押し上げました。
  

本日発表予定の海外経済指標等

特にありません。

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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