本日の株式市場

 本日の日経平均株価は前日比64円安の27,622円で取引を開始しました。前日の米国株式市場は総じて小幅安でしたが、ドル円相場が円高に進んでいたことが日本株の下押し圧力となりました。寄付き後は下げ幅を拡大し、27,500円を割り込みました。しかし、心理的節目の27,500円を割り込んだ水準では押し目買いも入りやすい上、アジア株式市場でハンセン指数が堅調に推移したことが支えとなり、売り一巡後は徐々に下げ幅を縮小する展開となりました。午後に入ると、新たな材料に乏しい中、27,500円台後半で一進一退となり、日経平均株価は前日比111円安の27,574円と、後場のほぼ高値で取引を終えました。

 個別では、香港株式市場で出資先のアリババ集団の株価が上昇したことで、出資元のソフトバンクグループが上昇し、日経平均株価の寄与度および上昇率で首位となりました。一方で、東京エレクトロンやファーストリテイリングといった値嵩株の一角が下落し、2銘柄で日経平均株価を約26円押し下げました。

本日発表予定の海外経済指標等

特にありません。

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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