このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く登録されている銘柄をチャート分析しました。
「ウォッチリスト」登録銘柄上位ランキング
母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に登録している銘柄(2022年11月30日時点)
本日はFINTOS!ウォッチリスト登録銘柄ランキング第7位のオリックス(8591)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。
52週線や下降トレンドラインでの動向に注目
当社は、リース事業を核に、保険、信託、不動産などを多角展開している企業です。
(図1)当社の株価は、2022年1月に高値形成後、軟調な展開が続いています。
ただ10月に安値を形成した後は、戻しを試す動きとなっています。まずはこの先、過去に上値抵抗や下値サポートとして機能した52週線(12月16日:2,291円) を奪回となるか注目です。奪回となれば、さらなる戻しメドとして下降トレンドラインの水準などが挙げられます。
調整継続の場合は2,000円前後に多くのフシ
(図2)一方仮に調整継続となった場合は、まずは2022年10月安値(2,011.5円)や同年3月安値(1,981円)などのフシが集まる2,000円処で下げ止まるか注目されます。さらなる下値メドとしては、2020年以降の上昇幅に対する50%押し(1,856円)水準などが挙げられます。
ご参考: 直近の年間パフォーマンス
※株価は修正株価、2022年の株価は12月16日時点。
(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2022年12月16日。図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。 (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成
この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。