本日の株式市場

 本日の日経平均株価は前週末比255円高の27,764円で取引を開始しました。6日未明に、黒田日銀総裁の後任人事について、政府が雨宮副総裁に就任を打診したと報じられました。金融緩和の継続への思惑が広がり、円安・ドル高が進行したことで、採算改善を期待された輸出企業を中心に上昇しました。一方で、前週末に発表された1月の米雇用統計が市場予想を大きく上振れたことから、金融引き締め長期化への懸念が高まりました。これを背景に、日経平均株価の寄付き後の上値は重く、27,700円台で一進一退となりました。後場に入り、やや水準を切り下げたものの、前週末比184円高の27,693円と4営業日続伸して取引を終えました。

 個別では、ファーストリテイリングが上昇し、1銘柄で日経平均株価を約81円押し上げた一方で、東京エレクトロンやアドバンテストといった半導体関連株の一角が下落し、2銘柄で日経平均株価を約45円押し下げました。

本日発表予定の海外経済指標等

  • 【ユーロ圏】ユーロ圏12月小売売上高(前月比:%)
      前回:0.8 予想:-2.5

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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