本日の株式市場

本日の日経平均株価は、前日比50円安の27,368円で取引を開始しました。昨夜の米国市場でのハイテク株上昇の流れを受け、半導体関連株は上昇する一方で、金融機関への不安は引き続きくすぶり、保険や銀行株の下落が目立ちました。さらに1ドル=130円台と円高・ドル安傾向が続いており、輸出採算の悪化懸念から輸出関連株も下落し、株価の重石となりました。日経平均株価は一時前日比162円安の27,257円まで下げ幅を広げました。しかし、3月期決算企業の期末が近づき、配当取りが意識され下値も固く、その後は27,300円台で一進一退を続けました。新規の材料も見当たらず、日経平均株価は結局前日比34円安の27,385円と、小幅に続落して取引を終えました。

東証プライム市場では値上がり850銘柄に対して、値下がり881銘柄とまちまちでした。週末で様子見気分が高まり、東証プライム市場の売買代金は、2兆5250億円にとどまりました。
 

本日発表予定の海外経済指標等

【ユーロ圏】

3月S&PグローバルPMI(製造業)
  前回:48.5 予想:49.0

3月S&PグローバルPMI(サービス業)
  前回:52.7 予想:52.5

【米国】

2月耐久財受注(除輸送用機器、前月比)
  前回:+0.8% 予想:+0.2%

3月S&PグローバルPMI(製造業)
  前回:47.3 予想:47.0

3月S&PグローバルPMI(サービス業)
  前回:50.6 予想:50.3

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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