本日の株式市場

本日の日経平均株価は、前日比31円高の27,549円で取引を開始しました。前日の米国株式市場で主要3指数が揃って小幅に下落したものの、ソフトバンクグループが大きく上昇し、日経平均株価を下支えしました。寄付き後は、円安が進行していることから、輸出企業を中心に業績改善の期待が高まったことに加え、3月末配当権利付き最終日ということから配当金の再投資も意識され、日経平均株価は、徐々に上げ幅を拡大する展開となりました。その後は、27,700円を前に一時伸び悩んだものの、後場に入ると再度上げ幅を拡大し、日経平均株価は、前日比365円高の27,883円と3営業日続伸し、この日の高値圏で取引を終えました。

個別では、前述のソフトバンクグループが前日比+6.17%と大幅に上昇し、日経平均株価を約62円押し上げました。前日の米国株式市場で、出資先のアリババが事業分割・再編を発表したことが好感され、アリババの米預託証券が大きく上昇したことで、ソフトバンクグループの運用収益が改善するとの期待が高まりました。

本日発表予定の海外経済指標等

特にありません。

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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