デイリーピックス
122件
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2023/12/13 16:14
【イブニングFINTOS!】日経平均株価3日続伸も、FOMCを前に上値重く82円高 (12/13)
本日の株式市場 前日の米国株式市場では、11月CPI(消費者物価指数)が前年同月比+3.1%と市場予想と一致し、注目イベントを無難に通過したことから、米主要3指数が小幅続伸しました。この流れを引き継ぎ、本日の日経平均株価は、前日比129円高の32,973円で取引を開始しました。寄り前に発表された日銀短観で、大企業・製造業の業況判断指数が3四半期連続で改善したことや、米10年債利回りの低下を背景に、半導体関連株が上昇し、一時、前日比260円高の33,104円に上げ幅を拡大しました。しかし、その後は、日本時間14日未明に控えているFOMCの結果発表が気がかりとなる中で、新規の取引材料に乏しく、上げ幅を縮めると、終値は前日比82円高の32,926円で取引を終えました。個別では、東京エレクトロンやアドバンテストなどの半導体関連銘柄の上昇が目立ちました。 TOPIXは前日比+0.07%とほぼ横ばいとなりました。東証33業種別指数では機械、銀行業、精密機器など9業種が上昇した一方、鉱業、海運業、建設業など24業種が下落となりました。 本日発表予定の海外経済指標等 【米国】・11月生産者物価指数(前年比) 【総合】前月:+1.3% 予想:+1.1% 【コア】前月:+2.4% 予想:+2.2% (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 ※掲載している画像はイメージです。 ご投資にあたっての注意点
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2023/12/13 08:25
【モーニングFINTOS!】CPIは市場予想に一致、米株は続伸(12/13)
海外市場の振り返り 12日の米国市場では、主要3指数が小幅続伸し、それぞれ年初来の高値を更新しました。11月CPI(消費者物価指数)が前年同月比+3.1%と市場予想と一致し、大きなサプライズが回避されたためと考えられます。CPI公表後、イエレン財務長官はインフレ率が「確実に低下しつつある。目標に合致する水準まで下がらないと考える理由はない」とインフレ抑制に自信を示しました。情報技術関連株が上昇をけん引した一方、原油価格が下落したことでエネルギー関連株は下落しました。 相場の注目点 米国では、13日にFOMC(米連邦公開市場委員会)の結果が発表されます。デリバティブ市場では、今会合では政策金利を据え置き、2024年中に4~5回の利下げを行うことが織り込まれ、米金利の低下とそれに伴う円高ドル安、株高の要因となりました。一方で、政策金利見通し(いわゆるドットチャート)では、2024年中に9月会合と同様の2回か、3回程度の0.25%ポイントの利下げが示されると市場は予想しています。野村では3回の利下げが示されると予想しており、野村予想通りとなればややドル安となる可能性があります。 欧州では、14日のECB(欧州中央銀行)の金融政策理事会が注目点です。市場では、景気の低迷を背景に2024年3月会合での利下げが約6割の確率で織り込まれています。野村では、ラガルドECB総裁は記者会見で前回10月の会合と同様、利下げの議論を行うことは極めて時期尚早である、との見解を繰り返すと予想しています。 (投資情報部 竹綱 宏行) (注)データは日本時間2023年12月13日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ※画像はイメージです。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【週間ランキング】最も閲覧数が多かった個別銘柄は?トップ10を紹介(12/12) 【野村の投資判断】円金利の「逆行高」がグロース株のリスクに ご投資にあたっての注意点
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2023/12/12 16:13
【イブニングFINTOS!】日経平均株価、朝高後上げ幅縮小し51円高 (12/12)
本日の株式市場 前日の米国株式市場では、早期利下げへの期待が株価を押し上げ主要3指数は揃って上昇し、年初来高値を更新しました。この流れを引き継ぎ、本日の日経平均株価は、前日比315円高の33,107円で取引を開始しました。米国で半導体関連株が上昇した事を手掛かりに、東京エレクトロンやアドバンテストなどの上昇が目立ちました。債券市場では、日銀の早期政策修正観測は和らぎ、長期金利は低下しました。金利低下による業績悪化懸念から銀行株は逆行安となり、重石となりました。その後は、為替市場で円高米ドル安が進行したことが嫌気され、日経平均株価は上げ幅を縮小しました。米国消費者物価指数の発表を今夜に控え、日経平均株価は32,800円台前半で膠着を続け、結局前日比51円高の32,843円と小幅に続伸して取引を終えました。 東証プライム市場では値上がり565銘柄に対して、値下がりは1,050銘柄で優勢となり、TOPIXは前日比-0.23%と反落しました。 本日発表予定の海外経済指標等 【ドイツ】・12月ZEW景況感調査(期待) 前月:9.8 予想:9.5 【米国】・11月消費者物価指数(前年比) (総合) 前月:+3.2% 予想:+3.1% (コア) 前月:+4.0% 予想:+4.0% (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 ※掲載している画像はイメージです。 ご投資にあたっての注意点
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2023/12/12 08:27
【モーニングFINTOS!】12月FOMCを控え、米株は小幅続伸(12/12)
海外市場の振り返り 11日の米国市場では、11月CPIや12月FOMCなどの重要イベントを控えて、債券・株式市場ともに小動きとなりました。8日発表の11月雇用統計の堅調な結果を受けて米国経済が軟着陸するとの期待が続き、米国株は主要3指数が揃って続伸し、2022年前半以来の高値で引けました。個別では、マグニフィセント・セブンと呼ばれる大手テクノロジー企業7社の株価が軟調だった一方、半導体株、生活必需品、ヘルスケア、小型株などが堅調でした。為替市場では、日銀が12月会合で政策変更を行うことに否定的な報道を受け、円が売られる展開となり、一時は1ドル=146円半ばまで円安ドル高が進みました。 相場の注目点 米国では来年の相場を占う上で重要な2日間を迎えます。12日に11月CPIが発表され、12~13日には12月FOMCが開催されます。市場では今会合では金利据え置き、2024年中に4~5回の利下げの織り込みが進み、米金利の低下と、円高ドル安や株高をもたらす要因となっています。しかし、FRBの政策金利見通しが市場が期待するほどの利下げ幅を示さなかった場合などは、一時的に市場のかく乱要因となる可能性もあり、相場の楽観論が試されます。他方、日本では、13日に12月調査・日銀短観が発表されます。2024年前半に日銀がマイナス金利政策を解除するとの観測が市場では強まりつつあり、短観で景況感や企業のインフレ期待が改善すれば、政策修正への警戒感がさらに強まる可能性があります。12月FOMCと合わせて相場が大きく変動する要因となり得るため、注目です。 (投資情報部 坪川 一浩) (注)データは日本時間2023年12月12日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ※画像はイメージです。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【今週の米国株】6週連騰のS&P500、FOMCが天王山/なぜアドビ・オラクル決算が重要か?(12/11) 【銘柄紹介】メドレー/東洋インキ/資生堂 ご投資にあたっての注意点
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2023/12/11 15:50
【イブニングFINTOS!】日経平均株価、反発 米国株上昇と円高一服が支え(12/11)
本日の株式市場 本日の日経平均株価は前週末比357円高の32,665円で取引を開始しました。前週末の米国株式市場で主要3指数が揃って上昇したことに加え、為替市場で円高進行が一服したことが好感されました。寄付き後早々に、上げ幅は一時、前週末比625円高となる場面もありましたが、買い一巡後はおよそ32,800円台でもみ合いとなりました。後場に入ると、アジア株式市場が軟調に推移したことから、やや上げ幅を縮小し、32,700円台でのもみ合いとなりました。その後は新たな材料がない中、一進一退となり、前週末比483円高の32,791円でこの日の取引を終えました。 業種別では、電気・ガス業が前週末比+4.83%と大きく上昇しました。東京電力ホールディングスが、柏崎刈羽原子力発電所の再稼働を巡る思惑により、前週末比+14.63%となったことが寄与しました。 本日発表予定の海外経済指標等 特にありません。 (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 ※掲載している画像はイメージです。 ご投資にあたっての注意点
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2023/12/11 08:39
【モーニングFINTOS!】1月マイナス金利解除なら日本株は(12/11)
海外市場の振り返り 8日の米国市場では、11月米雇用統計が発表されました。雇用は総じて堅調な結果となったことで米長期金利は上昇し一時株価は下落しました。しかし、同日昼頃に発表されたミシガン大学調査による期待インフレ率が市場予想を下回ったことで株価は反発、米国株3指数は上昇して取引を終えました。 相場の注目点 野村證券では日銀の政策見通しを、2024年1月:マイナス金利解除、同4月:YCC撤廃、に変更しました。マイナス金利解除が前倒しされ、YCC撤廃に先行する予想となっています。今回の変更に合わせ、為替ストラテジストもドル円予想を2023年12月末:144円(従来:146円)、2024年3月末:142円(従来:145円)と修正しています。 株式ストラテジストは、日本株見通しは変更せず、日経平均は2024年6月末:37,000円、同12月末:38,000円を維持しています。理由としては、(1)マイナス金利解除そのものは、翌日物金利を0.10%引き上げることに過ぎない、(2)市場は10月までの0.25%への再利上げも既にフルに織り込んでいる、(3)期待インフレ率は1.3%と十分に高く、実質政策金利は1%前後の大幅マイナスが続く、(4)日銀の金融政策正常化はデフレ脱却達成のシグナリング効果をもつ、(5)ETF購入については、日銀内で副作用への懸念が高まっておらず当面継続が見込まれる、などが挙げられます。 本日のイベント 15時に11月工作機械受注(速報)が発表されます。各業種の動向を見る上で注目が集まります。 (投資情報部 デジタル・コンテンツ課) (注)データは日本時間2023年12月11日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ※画像はイメージです。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【オピニオン】2024年・辰年縁起「昇竜」相場となるか 【今週のチャート分析】日経平均は12月に入り不安定な動き、25・75日線が下支えなるか (12/8) ご投資にあたっての注意点
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2023/12/08 16:31
【イブニングFINTOS!】日経平均株価、続落 円高進行により、自動車株などが軟調(12/8)
本日の株式市場 本日の日経平均株価は前日比257円安の32,600円で取引を開始しました。前日の米国株式は上昇したものの、為替市場でドル円レートが大きく円高に振れたことに加え、寄り前に発表された実質GDPの2次速報値が1次速報値から下方修正されたことが嫌気されました。寄付き後は徐々に下げ幅を拡大する展開となり、32,300円近辺でもみ合いとなりました。その後は重要指標の11月米雇用統計の発表を今晩に控える中、安値圏のまま推移し、下げ幅は一時前日比652円安まで拡大する場面もありました。引けにかけてやや値を戻したものの、前日比550円安の32,307円と続落して、この日の取引を終えました。 業種別では、原油価格下落を背景に、燃料コストが低下するとの期待が広がり、空運業が前日比+0.51%と上昇した一方で、円高による採算悪化懸念から輸出企業などの株価が軟調となり、中でも輸送用機器の下落が前日比-3.69%と目立ちました。 本日発表予定の海外経済指標等 【米国 】 11月雇用統計 非農業部門雇用者数(前月比:万人) 前月:+15.0 市場予想:+18.0 失業率(%) 前月:3.9 市場予想:3.9 平均時給 前年比:% 前月:4.1 市場予想:4.0 (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 ※掲載している画像はイメージです。 ご投資にあたっての注意点
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2023/12/08 08:30
【モーニングFINTOS!】米国株反発、ドル円一時141円台(12/08)
海外市場の振り返り 7日の米国株式市場で、主要3指数は揃って上昇しました。NYダウが前日まで3営業日続落していたこともあり、その反動から買戻しの動きが優勢となりました。個別では、傘下のグーグルが生成AI関連の新技術である「Gemini」を発表したアルファベットや、AI向け新製品を発表した半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズが大幅上昇となるなど、ハイテク株の上昇が目立ちました。ナスダック総合指数は約4ヶ月ぶりの高値圏で取引を終えました。また、為替市場では円高が進行しています。植田日銀総裁が7日に「年末から来年にかけて一段とチャレンジングな状況になる」と発言し、政策修正を巡る思惑から、ドル円相場は一時142円台を割り込む場面がありました。 相場の注目点 今週の日経平均株価は目新しい材料に欠ける中、高値警戒感もあって、約3週間ぶりに3万3,000円台を割り込みました。来週は、重要経済イベントが目白押しとなっており、結果によっては、株式市場が大きく反応することも考えられます。米国のFOMC(12-13日)をはじめ、日本の12月調査・日銀短観(13日)や各国・地域の12月製造業PMI速報値(15日)など企業センチメントを示す経済統計にも注目が集まります。 本日のイベント 本日は、米国の11月雇用統計が発表されます。非農業部門の雇用者数の増減に加えて、近年のインフレ高進の主要因の一つとして、人件費の上昇が指摘されていることから、平均時給の伸び率などに注目です。 (投資情報部 澤田 麻希) (注)データは日本時間2023年12月8日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ※画像はイメージです。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【銘柄ランキング】投資家に買われた「配当利回り3%以上」銘柄は?トップ20を紹介(2023年9-11月分) 【野村の投資判断】日本企業ボトムアップ業績見通し集計(2023~24年度) ご投資にあたっての注意点
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2023/12/07 16:09
【イブニングFINTOS!】日経平均株価、反落 短期的な過熱感とアジア株安が重石(12/7)
本日の株式市場 本日の日経平均株価は前日比280円安の33,165円で取引を開始しました。前日の米国株式市場で、雇用環境の悪化懸念から主要3指数が揃って下落したことが嫌気されました。寄付き後しばらくは、33,100円近辺でもみ合いとなったものの、前日に600円超上昇していたことによる短期的な過熱感に加え、中国の11月の輸入が前年比で減少に転じたことを受け、アジア株式市場が軟調に推移したことが重石となり、日経平均株価は徐々に下げ幅を拡大する展開となりました。午後に入り、新たな材料がない中、32,800円台でもみ合いとなり、前日比587円安の32,858円と、反落してこの日の取引を終えました。 個別では、東京電力ホールディングスが前日比+10.54%と大幅に続伸しました。前日に引き続き、柏崎刈羽原発の再稼働へ前進したことが好感されました。一方で、東京エレクトロンやファーストリテイリング、アドバンテストといった半導体株や値嵩株の一角が下落し、3銘柄で日経平均株価を約214円押し下げました。 本日発表予定の海外経済指標等 特にありません。 (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 ※掲載している画像はイメージです。 ご投資にあたっての注意点