デイリーピックス
122件
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2023/12/07 08:48
【モーニングFINTOS!】米国株小幅下落 原油価格70ドル割れ(12/07)
海外市場の振り返り 米国株式市場は弱い経済指標による景気減速が意識され、主要3指数はそろって小幅の下落となりました。11月のADP雇用統計は前月比+10.3万人と市場予想の同+13.0万人を下回りました。WTI原油先物価格が7月3日以来となる1バレル=70ドル割れを記録しました。米長期金利は一時4.105%へ低下したものの、エネルギーセクターだけでなく半導体などのテクノロジー関連株も終盤にかけて下げ幅を広げて取引を終了しました。もっとも、8日(金)発表の11月雇用統計を見極めたいとする見方もあり、ニューヨークダウは3日続落ですが、下げ幅は大きくありませんでした。 相場の注目点 本日は日本時間でも特に重要な経済指標の発表などはありません。本日の取引時間中は、為替やアジア株、米国株先物など、海外市場が大きく動くかどうかが日本株市場の材料になるとみられます。日経平均CME先物は33,160円となっており、寄り付きはこの水準が意識されることになるでしょう。 本日のイベント 日本市場では特に注目されるイベントはありません。中国で11月の貿易統計が発表されます。中国の貿易活動が復調しているかどうかが、日本の製造業の活動を見る上で注目されます。 (投資情報部 小髙 貴久) (注)データは日本時間2023年12月7日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ※画像はイメージです。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【野村の投資判断】米金利低下の恩恵を享受できる「システム業界」 【野村の投資判断】日本株が中国株からの資金逃避の受け皿に ご投資にあたっての注意点
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2023/12/06 16:27
【イブニングFINTOS!】日経平均株価、670円高。米長期金利の低下を好感(12/6)
本日の株式市場 前日の米国株式市場では、10月JOLTS求人件数が市場予想を下回り、2021年3月以来の低い水準となったことで、米労働市場の緩和が意識され、長期金利が低下しました。日経平均株価は、前日までの3営業日で710円超下落していた反動や、米長期金利の低下を受けて、前日比153円高の32,928円と反発して取引を開始しました。寄り付き後も、為替市場でドル円相場が1米ドル=147円台前半と、前日並みの水準を維持したことや、NYダウ先物指数が日本の取引時間中に堅調に推移したことが支援材料となり、日経平均株価は大引けにかけて上げ幅を広げる展開となりました。大引け間際に本日の高値となる前日比676円高の33,452円を付け、670円高の33,445円と4営業日ぶりに反発して取引を終えました。日経平均採用銘柄では6銘柄のみが下落となる全面高の展開となりました。 東証33業種別指数では、33業種全てが上昇となり、上昇率上位は精密機器(前日比+3.18%)、電気・ガス業(同+2.96%)、証券商品先物(同+2.69%)となりました。 本日発表予定の海外経済指標等 【米国】・11月ADP全米雇用レポート(前月差) 前月:+11.3万人 予想:+12.0万人 (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 ※掲載している画像はイメージです。 ご投資にあたっての注意点
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2023/12/06 08:35
【モーニングFINTOS!】米国株横ばい圏 中国景気への懸念が重石(12/06)
海外市場の振り返り 5日の米国株式市場では、NYダウ、S&P500は小幅安となった一方、ナスダックは小幅高となりました。やや軟調な経済指標を受け、米国景気への懸念が強まった一方、金利低下が株価を下支えしました。米大手格付け会社が中国の信用格付け見通しを引き下げました。世界最大の商品消費国である中国景気への懸念が強まり、銅価格などが下落する中、エネルギーや素材セクターが軟調でした。 相場の注目点 目先の市場の注目イベントは、8日に発表される米国の11月雇用統計です。5日に発表された11月非製造業景気指数は市場予想を上回ったものの、雇用DIは50.7と市場予想(51.4)を下回りました。また10月のJOLTS求人数は2021年3月以来の低水準となり、雇用統計に向けて期待値を低下させています。野村證券は米国時間5日、FRBの利下げ開始予想時期を従来の2024年9月から同年6月へと前倒ししました。最近の物価及び雇用関連指標の弱さに加え、FRB高官発言のハト派化から、インフレ減速に対応した予防的な利下げの可能性が高まったと判断しています。米国の雇用情勢、金融政策に引き続き注目が集まります。 本日のイベント 本日は雇用統計の前哨戦となる11月ADP全米雇用レポートの結果に注目です。 (投資情報部 大坂 隼矢) (注)データは日本時間2023年12月6日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ※画像はイメージです。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【週間ランキング】最も閲覧数が多かった個別銘柄は?トップ10を紹介(12/5) 【野村の投資判断】海外投資家が注目する日本株「3大トピック」 ご投資にあたっての注意点
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2023/12/05 08:22
【モーニングFINTOS!】短期的な過熱感が重石となり、米国株反落(12/05)
海外市場の振り返り 4日の米国株式市場で、主要3指数は揃って下落しました。この日は、主要な経済統計の発表もない中、前週末にNYダウとS&P500指数が年初来高値を更新したことで、短期的な過熱感への警戒が広がりました。 相場の注目点 FRB(米連邦準備理事会)は12月12-13日にFOMC(米連邦公開市場委員会)を控えて、12月2日からブラックアウト期間(金融政策に対する公的な発言を自粛する期間)に入っており、今週は講演等は予定されていません。ただし、今週は重要統計の発表が予定されているため、金融政策を巡る手掛かり難から膠着相場となる可能性は低いと思われます。 米国では6日(水)にADP全米雇用レポート、7日(木)に新規失業保険申請件数と続き、8日(金)には11月の雇用統計が発表されます。米金融市場では、11月FOMC以降、米国景気の軟着陸と長期金利の低下のいいとこ取りを織り込むような相場展開が続いています。このため、雇用統計が市場予想に対して上下どちらの方向に振れた場合でも、市場の反応が注目されます。 本日のイベント 米国では11月ISMサービス業景気指数が発表されます。サービス業の堅調が続くか、注目されます。 (投資情報部 寺田 絢子) (注)データは日本時間2023年12月5日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ※画像はイメージです。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【今週の米国株】米国株投資家の悩みの種、「円高」をどう考えるか(12/4) 【野村の投資判断】日本株では半導体関連に好材料が多い ご投資にあたっての注意点
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2023/12/04 16:30
【イブニングFINTOS!】日経平均株価 続落 円高進行が重石(12/4)
本日の株式市場 本日の日経平均株価は前週末比113円安の33,318円で取引を開始しました。為替市場でドル円レートが円高ドル安に振れたことが嫌気されました。寄付き後は下げ幅を拡大し、一時前週末比408円安となる場面もありました。もっとも、足元で急速に円高が進み、朝方には約3ヶ月ぶりの高値をつけていたことから、円高ドル安が一服すると、日経平均株価も下げ渋りを見せました。午後に入っても新たな材料がない中、33,200円近辺で一進一退となり、前日比200円安の33,231円と、続落してこの日の取引を終えました。一方で、東証グロース市場250指数は反発しました。 業種別では、バルチック海運指数の上昇を背景に、海運業が上昇した一方で、円高進行が重石となり、輸送用機器の下落が目立ちました。個別では、幅広い銘柄が下落し、中でもマツダやバンダイナムコホールディングス、三菱自動車などの下落が目立ちました。 本日発表予定の海外経済指標等 【米国】・10月製造業受注(前月比:%) 前月:2.8 予想:-2.6 (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 ※掲載している画像はイメージです。 ご投資にあたっての注意点
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2023/12/04 08:33
【モーニングFINTOS!】米金利低下、NYダウは年初来高値更新(12/04)
海外市場の振り返り 12月1日の米国株式市場で、NYダウは4日続伸し、2022年1月以来の高値を更新しました。パウエルFRB議長は大学のイベントで、「金融緩和の時期を推測するのは時期尚早だ」と述べた一方、足元の政策金利は「かなり景気抑制的な領域に入っている」との見方を示しました。発言内容が市場が警戒していたほどタカ派ではなかった、との見方から株式市場では買いが優勢となりました。また、発表された11月ISM製造業景気指数が市場予想を下回ったことなどから、米国債利回りが低下(2年国債利回りは4.54%と6月中旬以来の水準へと低下)し、株式市場を下支えました。 相場の注目点 為替市場では、約2ヶ月半ぶりに1ドル=146円台まで円高が進行しています。背景には、インフレ鈍化を示す統計や足元のFRB高官の発言を受けて、FRBによる利上げサイクルが終了したとの見方から、米国債利回りが低下したことなどが挙げられます。今週は、金融政策を見極める手掛かりとなる、米国の11月ISMサービス業景気指数(5日)や11月雇用統計(8日)などの重要統計が相次いで発表されます。 本日のイベント 本日は、第1回日銀ワークショップが開催されます。「非伝統的金融政策の効果と副作用」が議題であり、日銀側の報告に対し日銀外からの指定討論者を交えて議論が行われる予定です。 (投資情報部 澤田 麻希) (注)データは日本時間2023年12月4日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ※画像はイメージです。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【マーケット解説動画】日経平均、保ち合い上限の攻防続く(12月1日引け後収録) 【今週のチャート分析】日経平均は11月に大幅上昇、約3年ぶりの上昇幅に(12/1) ご投資にあたっての注意点
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2023/12/01 16:11
【イブニングFINTOS!】日経平均株価 高く始まるも反落 終日方向感を欠く(12/01)
本日の株式市場 本日の日経平均株価は前日比50円高の33,537円で取引を開始しました。前日の米国株式市場でNYダウが年初来高値を更新したことが好感されました。もっとも、ハイテク株の比率が高いナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数は下落していることから、国内市場でもハイテク株が軟調となり、日経平均株価は寄付き後早々に下落に転じました。その後も新たな材料がない中、1日に行われるパウエルFRB議長の討議を控えていることから様子見姿勢が強く、前日終値付近でこう着状態となりました。結局、上下の値幅は約154円と狭い範囲で終始し、前日比55円安の33,431円でこの日の取引を終えました。一方でTOPIXは前日比+7.59ポイントと続伸しました。 個別ではファーストリテイリングやソフトバンクグループ、東京エレクトロン、アドバンテストなどの値嵩株や半導体株関連株の一角が下落し、4銘柄で日経平均株価を約92円押し下げました。 本日発表予定の海外経済指標等 【米国】・11月 ISM 製造業景気指数 前月:46.7 予想: 47.6 (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 ※掲載している画像はイメージです。 ご投資にあたっての注意点
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2023/12/01 08:30
【モーニングFINTOS!】NYダウが続伸、年初来高値を更新(12/01)
海外市場の振り返り 11月30日の米国株式市場ではNYダウ及びS&P500が続伸した一方、ナスダック総合は続落となりました。NYダウは3日続伸して年初来高値を更新し、終値は2022年1月以来の水準に上昇しました。FRBがインフレ指標として注目する10月コアPCE(個人消費支出)価格指数が30日に発表され、9月の前年比+3.7%から10月は+3.5%に減速し、市場予想と一致しました。足元でインフレの鈍化や労働市場の軟化を示す統計や、FRB高官の発言を受けて、利上げサイクルが終了したとの見方が相場を下支えしました。一方、米10年国債利回りが4.3%台と前日を小幅に上回って推移する中、半導体関連などが売られナスダック総合の重石となりました。 相場の注目点 米国株の上昇は日本株の支援材料になる一方、長期金利の上昇はテクノロジー株などの重石になる可能性があります。米国の株高を支えているのは、利上げ局面が終了し、米景気が軟着陸に向かうという期待です。ただし、足元では利上げサイクルの終了を示唆しつつも、市場の利下げ期待を牽制するFRB高官発言が散見されます。本日はブラックアウト入りを前にパウエルFRB議長の発言機会が予定されており、市場の利下げ期待など最近の市場動向に関する言及があるかに注目です。また、利下げに向かうには、景気やインフレの減速が持続的との判断が必要となります。本日は、米国で11月ISM製造業景気指数、中国では11月財新版製造業PMIなど、景気指数が発表されます。 (投資情報部 坪川 一浩) (注)データは日本時間2023年12月1日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ※画像はイメージです。 FINTOS!編集部オリジナル記事 【#大阪・関西万博】AI抽出15銘柄/リゾートトラスト、三菱地所、ロイヤルHD… ご投資にあたっての注意点
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2023/11/30 16:02
【イブニングFINTOS!】日経平均株価4営業日ぶり反発 半導体や電子部品関連が上昇(11/30)
本日の株式市場 前日の米国株式市場では、米地区連銀経済報告で経済活動が10月時点から減速したとの見方が公表され、主要3指数のうちナスダック総合指数とS&P500指数は小幅安となりました。日本の10月鉱工業生産が市場予想を上回ったものの、米株安が重石となり、日経平均株価は、前日比61円安の33,260円で取引を開始しました。また午前の取引時間中には中国で11月政府版PMIが発表され、製造業が好不況の節目である50を2ヶ月連続で割り込みました。景況感の悪化が重石となり、一時は33,161円まで下落する場面もありました。 ただ、午後は、アジア株式市場が総じて堅調なことや、日本企業の好業績への評価に加え、企業改革に対する期待が下支えとなり、上昇へ転じると、33,400円へと上昇幅を広げる展開となりました。大引け前には一段高となり、前日比165円高の33,486円で本日の高値で取引を終了しました。セクターでは、アドバンテストなどの半導体関連や、TDKなど電子部品関連の上昇も目立ちました。 本日発表予定の海外経済指標等 【米国】・10月個人消費支出・所得統計 (支出・前月比) 前月:+0.7% 予想:+0.2% (所得・前月比) 前月:+0.3% 予想:+0.2% (PCEコア価格・前年比) 前月:3.7% 予想:3.5% (注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成 ※掲載している画像はイメージです。 ご投資にあたっての注意点