日経平均株価は、5月17日に1年8ヶ月ぶりとなる3万円台回復となりました。5月の大幅上昇で昨年3月安値形成後の保ち合いトレンドを上放れとなりました。

2021年2月に3万円にのせてから今春までの調整は、過去の主要な調整局面(図中:A-C)と比較し、相当程度日柄が進展していると捉えられます。そのような中での今回の上放れであり、本格上昇局面入りの確度が高まっています。

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(注1)月足は終値ベース。直近値は2023年5月17日。 (注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。 (注3)日柄は両端を含む。
(出所)日本経済新聞社データ、各種資料より野村證券投資情報部作成

この先、2021年9月高値(30,670円)を超えれば、先行きは1990年6月高値(33,192円)や2011年以降の上昇トレンド上限(34,000円前後)の水準を目指す動きとなると考えられます。

(野村證券投資情報部 岩本 竜太郎)

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