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16:31
【野村の夕解説】日経平均・TOPIXそろって3日ぶりに反発 円安が追い風(9/2)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 2日の日経平均株価は、円安が進行したことを追い風に上昇した一方で、ハイテク関連株の下落が重石となり方向感に欠ける展開でしたが、TOPIXは終日プラス圏での推移となりました。1日の米国株式市場が休場となる中、欧州株がそろって上昇したことを下支えに、日経平均株価は反発して寄り付きました。10:30に日本銀行の氷見野副総裁の講演内容が公開され、日銀の経済・物価見通しが実現していけば引き続き利上げを行うことが適切との見解が示されたものの、追加の利上げ時期を示唆するような発言がなかったことから、外国為替市場では円安が進行し、株価の上昇に寄与しました。後場に入り、AI・半導体関連株の一角の下落幅が拡大したことで、日経平均株価は前日比マイナス圏となる場面もありましたが、商社や海運など相対的に配当利回りが高い銘柄の上昇が追い風となり、日経平均株価・TOPIXそろって反発し取引を終了しました。個別銘柄では、1日引け後に発表された8月の大手百貨店売上高速報が堅調であったことを受けて、高島屋が前日比+3.26%、J.フロント リテイリングが同+4.27%となるなど百貨店株が軒並み上昇しました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 2日、米国で8月ISM製造業指数が発表されます。8月の関税率引き上げ後の景況感やインフレ圧力の強さに注目が集まります。 (野村證券投資情報部 松田 知紗) ご投資にあたっての注意点
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09:30
【週間ランキング】日本株の値上がり/値下がり銘柄は?(8月第5週)
※画像はイメージです。 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(上位) 2025年8月第5週(2025年8月22日~8月29日) 2025年8月月間(2025年7月31日~8月29日) 2025年年間(2024年12月31日~2025年8月29日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2025年8月29日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(下位) 2025年8月第5週(2025年8月22日~8月29日) 2025年8月月間(2025年7月31日~8月29日) 2025年年間(2024年12月31日~2025年8月29日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2025年8月29日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 <参考>今週の日本株式市場パフォーマンス 主要指数 TOPIX: 東証33業種 (注)業種分類は東証33業種ベース。直近値は2025年8月29日時点。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 ご投資にあたっての注意点
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08:09
【野村の朝解説】米国市場は休場で動意薄、欧州株は上昇(9/2)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 9月1日は欧州株式市場が軒並み上昇しました。ロシアのウクライナ侵攻を巡り、欧州委員会のフォンデアライエン委員長がウクライナへの部隊派遣計画に言及したとの報道を受け、防衛関連株を中心に買いが広がりました。もっとも、米国市場がレイバーデーの祝日で休場となる中、為替市場ではドル円相場の膠着感が続き、1米ドル=147円台前半で推移しています。 相場の注目点 米国では9月16-17日にFOMCが開催されます。市場はすでに9月の利下げ再開の可能性をほぼ織り込んでいますが、大幅利下げへの思惑がくすぶる一方、関税引き上げによる影響への警戒も維持され、その後の見通しは依然不透明といえます。引き続きデータを精査する必要があるとみられる中、今週は6日のブラックアウト期間(金融政策に関する発言を自粛する期間)入りを前に、2日(火)の8月ISM製造業景気指数や4日(木)の8月ISMサービス業景気指数、5日(金)の8月雇用統計が関心を集めるほか、4日(木)のウィリアムズNY連銀総裁の講演など、FRB高官による情報発信も注目されます。 他方、フランスでは2026年緊縮予算案を巡る与野党の隔たりが大きく、9月8日(月)の信任投票でバイル内閣は総辞職に追い込まれる公算が大きいとみられます。昨年12月にもバルニエ首相(当時)による2025年緊縮予算案に野党が反発したことで内閣不信任決議が可決されましたが、フランスの政局不安からユーロ安圧力が強まる可能性には注意が必要です。 本日のイベント 本日は氷見野日銀副総裁の講演が予定されます。執行部内ではややタカ派色が強いとされますが、10月会合での利上げの可能性を示唆するか注目されます。 (野村證券 投資情報部 引網 喬子) (注)データは日本時間2025年9月2日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ご投資にあたっての注意点
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16:31
【野村の夕解説】日経平均・TOPIXそろって3日ぶりに反発 円安が追い風(9/2)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 2日の日経平均株価は、円安が進行したことを追い風に上昇した一方で、ハイテク関連株の下落が重石となり方向感に欠ける展開でしたが、TOPIXは終日プラス圏での推移となりました。1日の米国株式市場が休場となる中、欧州株がそろって上昇したことを下支えに、日経平均株価は反発して寄り付きました。10:30に日本銀行の氷見野副総裁の講演内容が公開され、日銀の経済・物価見通しが実現していけば引き続き利上げを行うことが適切との見解が示されたものの、追加の利上げ時期を示唆するような発言がなかったことから、外国為替市場では円安が進行し、株価の上昇に寄与しました。後場に入り、AI・半導体関連株の一角の下落幅が拡大したことで、日経平均株価は前日比マイナス圏となる場面もありましたが、商社や海運など相対的に配当利回りが高い銘柄の上昇が追い風となり、日経平均株価・TOPIXそろって反発し取引を終了しました。個別銘柄では、1日引け後に発表された8月の大手百貨店売上高速報が堅調であったことを受けて、高島屋が前日比+3.26%、J.フロント リテイリングが同+4.27%となるなど百貨店株が軒並み上昇しました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 2日、米国で8月ISM製造業指数が発表されます。8月の関税率引き上げ後の景況感やインフレ圧力の強さに注目が集まります。 (野村證券投資情報部 松田 知紗) ご投資にあたっての注意点
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09:30
【週間ランキング】日本株の値上がり/値下がり銘柄は?(8月第5週)
※画像はイメージです。 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(上位) 2025年8月第5週(2025年8月22日~8月29日) 2025年8月月間(2025年7月31日~8月29日) 2025年年間(2024年12月31日~2025年8月29日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2025年8月29日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(下位) 2025年8月第5週(2025年8月22日~8月29日) 2025年8月月間(2025年7月31日~8月29日) 2025年年間(2024年12月31日~2025年8月29日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2025年8月29日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 <参考>今週の日本株式市場パフォーマンス 主要指数 TOPIX: 東証33業種 (注)業種分類は東証33業種ベース。直近値は2025年8月29日時点。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 ご投資にあたっての注意点
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08:09
【野村の朝解説】米国市場は休場で動意薄、欧州株は上昇(9/2)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 9月1日は欧州株式市場が軒並み上昇しました。ロシアのウクライナ侵攻を巡り、欧州委員会のフォンデアライエン委員長がウクライナへの部隊派遣計画に言及したとの報道を受け、防衛関連株を中心に買いが広がりました。もっとも、米国市場がレイバーデーの祝日で休場となる中、為替市場ではドル円相場の膠着感が続き、1米ドル=147円台前半で推移しています。 相場の注目点 米国では9月16-17日にFOMCが開催されます。市場はすでに9月の利下げ再開の可能性をほぼ織り込んでいますが、大幅利下げへの思惑がくすぶる一方、関税引き上げによる影響への警戒も維持され、その後の見通しは依然不透明といえます。引き続きデータを精査する必要があるとみられる中、今週は6日のブラックアウト期間(金融政策に関する発言を自粛する期間)入りを前に、2日(火)の8月ISM製造業景気指数や4日(木)の8月ISMサービス業景気指数、5日(金)の8月雇用統計が関心を集めるほか、4日(木)のウィリアムズNY連銀総裁の講演など、FRB高官による情報発信も注目されます。 他方、フランスでは2026年緊縮予算案を巡る与野党の隔たりが大きく、9月8日(月)の信任投票でバイル内閣は総辞職に追い込まれる公算が大きいとみられます。昨年12月にもバルニエ首相(当時)による2025年緊縮予算案に野党が反発したことで内閣不信任決議が可決されましたが、フランスの政局不安からユーロ安圧力が強まる可能性には注意が必要です。 本日のイベント 本日は氷見野日銀副総裁の講演が予定されます。執行部内ではややタカ派色が強いとされますが、10月会合での利上げの可能性を示唆するか注目されます。 (野村證券 投資情報部 引網 喬子) (注)データは日本時間2025年9月2日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ご投資にあたっての注意点