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昨日 16:18【野村の夕解説】日経平均は初の51,000円台 値がさ株の上昇が追い風(10/29)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 29日の日経平均株価は、AI関連銘柄の上昇により大きく反発しました。日経平均株価は寄り付き後急上昇し、51,000円台に達すると、その後は終日、前日比1,000円高を挟んだ水準での推移が続きました。28日の米国株市場での大手テクノロジー株の上昇を受け、日本でも値がさの半導体関連株が上昇し相場をけん引しました。また、28日に約4,000億米ドル規模の「日米間の投資に関する共同ファクトシート」が発表され、AIインフラに関する供給網の強化などに関心を示す日本企業が盛り込まれました。名前が挙がった、ソフトバンクグループ、日立製作所、フジクラなどの企業群は、ビジネス拡大への期待感が高まり株価が上昇し、相場を押し上げました。日経平均株価の終値は前日比1,088円高の51,307円となり、史上最高値を大幅に更新し取引を終えました。個別企業では、アドバンテストが28日に発表した決算内容が好感され、終値でも前日比+22.07%のストップ高まで上昇し、1銘柄で日経平均株価を1,077円押し上げました。一方、東証プライム市場の値下がり数は全体の86%であり、市場全体でみるとやや軟調な展開となりました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 米国では企業決算がピークを迎え、本日マイクロソフト、アルファベット、メタ・プラットフォームズなど注目のテクノロジー企業の決算発表が行われます。実績に加えてAI関連の設備投資の動向に注目です。 (野村證券投資情報部 清水 奎花) ご投資にあたっての注意点
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昨日 08:07【野村の朝解説】AIによる成長期待がけん引し、米国株上昇(10/29)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 10月29日の米国株式市場では、主要3指数が続伸し、史上最高値を更新しました。トランプ大統領と習近平主席による30日の会談を前に米中貿易摩擦の緩和期待が高まったことや、29日まで開催される10月FOMCでの追加利下げに対する期待が相場を押し上げました。また、半導体大手エヌビディアによるフィンランドの通信機器大手ノキアとの提携や、米エネルギー省向けに7台のスーパーコンピューターを構築するという報道を受けてエヌビディアの株価が上昇し、相場をけん引しました。さらに、米マイクロソフトと対話型AI「Chat(チャット)GPT」を手掛ける米オープンAIが新規株式公開を視野に入れた組織再編に合意したことでマイクロソフトの株価が上昇し、情報技術セクターの支援材料となりました。 相場の注目点 足元では日米交渉など外交や安保が焦点となっていますが、高市内閣の高い支持率が続けば政策期待が日本株の押し上げ材料となりそうです。また、今週は日米の企業決算発表の序盤戦のピークを迎えます。実績に加えて、会社が示す通期見通しや、情報技術セクターではAI関連の設備投資の動向に注目が集まります。米国では本日のマイクロソフト、アルファベット、メタ・プラットフォームズ、明日のアップル、アマゾン・ドットコム、日本では本日のディスコなど、注目のテクノロジー企業の決算発表が続きます。前日引け後に決算を発表した半導体検査装置のアドバンテストは、AI向け需要の好調を背景に好決算を発表しました。日米株の短期的な過熱感を指摘する声がある中、株価の上昇が本物との見方が強まるためには、AI関連の需要の強さが改めて確認され、好決算が出てくることが必要とみています。また、足元では、日米の金融政策決定会合にも注目です。本日はFOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見が開催されます。本日から明日にかけては日銀金融政策決定会合が開催されます。 (野村證券 投資情報部 坪川 一浩) 注)データは日本時間2025年10月29日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、中心限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ご投資にあたっての注意点
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10/28 16:29【野村の夕解説】日経平均株価293円安 米財務長官の発言により円高へ(10/28)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は、ベッセント米財務長官による日本の金融政策への言及を受けて円高が進み、軟調に推移しました。寄り付きから、日米首脳会談を控えたリスク回避の動きが見られ、下落して始まりました。会談後は、サプライズがなかったとの見方から一時下げ幅を縮小しました。後場に入ると、27日に開かれた日米財務相会談でベッセント米財務長官が為替について言及し、日本の金融政策の策定とコミュニケーションが重要な役割を果たすと発言したと伝わりました。これを受け、市場では日銀の利上げ観測が意識され円高米ドル安が進行し、日経平均株価は再び下落に転じ、最終的に前日比293円安の50,219円で引けました。業種別では、情報・通信業を除く全ての業種が前日比で下落しました。個別では、27日に日本経済新聞社から日経平均株価の構成銘柄から除外されると発表されたニデックが前日比-19.45%のストップ安となり、新規採用のイビデンが同+16.39%の上昇となりました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日米国にて、10月消費者信頼感指数の発表と、29日にかけてFOMCが予定されています。10月のFOMCでは0.25%ポイントの利下げが見込まれており、12月以降の金利動向の見通しについて注目されます。 (野村證券投資情報部 笠原 光) ご投資にあたっての注意点
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昨日 16:18【野村の夕解説】日経平均は初の51,000円台 値がさ株の上昇が追い風(10/29)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 29日の日経平均株価は、AI関連銘柄の上昇により大きく反発しました。日経平均株価は寄り付き後急上昇し、51,000円台に達すると、その後は終日、前日比1,000円高を挟んだ水準での推移が続きました。28日の米国株市場での大手テクノロジー株の上昇を受け、日本でも値がさの半導体関連株が上昇し相場をけん引しました。また、28日に約4,000億米ドル規模の「日米間の投資に関する共同ファクトシート」が発表され、AIインフラに関する供給網の強化などに関心を示す日本企業が盛り込まれました。名前が挙がった、ソフトバンクグループ、日立製作所、フジクラなどの企業群は、ビジネス拡大への期待感が高まり株価が上昇し、相場を押し上げました。日経平均株価の終値は前日比1,088円高の51,307円となり、史上最高値を大幅に更新し取引を終えました。個別企業では、アドバンテストが28日に発表した決算内容が好感され、終値でも前日比+22.07%のストップ高まで上昇し、1銘柄で日経平均株価を1,077円押し上げました。一方、東証プライム市場の値下がり数は全体の86%であり、市場全体でみるとやや軟調な展開となりました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 米国では企業決算がピークを迎え、本日マイクロソフト、アルファベット、メタ・プラットフォームズなど注目のテクノロジー企業の決算発表が行われます。実績に加えてAI関連の設備投資の動向に注目です。 (野村證券投資情報部 清水 奎花) ご投資にあたっての注意点
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昨日 08:07【野村の朝解説】AIによる成長期待がけん引し、米国株上昇(10/29)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 10月29日の米国株式市場では、主要3指数が続伸し、史上最高値を更新しました。トランプ大統領と習近平主席による30日の会談を前に米中貿易摩擦の緩和期待が高まったことや、29日まで開催される10月FOMCでの追加利下げに対する期待が相場を押し上げました。また、半導体大手エヌビディアによるフィンランドの通信機器大手ノキアとの提携や、米エネルギー省向けに7台のスーパーコンピューターを構築するという報道を受けてエヌビディアの株価が上昇し、相場をけん引しました。さらに、米マイクロソフトと対話型AI「Chat(チャット)GPT」を手掛ける米オープンAIが新規株式公開を視野に入れた組織再編に合意したことでマイクロソフトの株価が上昇し、情報技術セクターの支援材料となりました。 相場の注目点 足元では日米交渉など外交や安保が焦点となっていますが、高市内閣の高い支持率が続けば政策期待が日本株の押し上げ材料となりそうです。また、今週は日米の企業決算発表の序盤戦のピークを迎えます。実績に加えて、会社が示す通期見通しや、情報技術セクターではAI関連の設備投資の動向に注目が集まります。米国では本日のマイクロソフト、アルファベット、メタ・プラットフォームズ、明日のアップル、アマゾン・ドットコム、日本では本日のディスコなど、注目のテクノロジー企業の決算発表が続きます。前日引け後に決算を発表した半導体検査装置のアドバンテストは、AI向け需要の好調を背景に好決算を発表しました。日米株の短期的な過熱感を指摘する声がある中、株価の上昇が本物との見方が強まるためには、AI関連の需要の強さが改めて確認され、好決算が出てくることが必要とみています。また、足元では、日米の金融政策決定会合にも注目です。本日はFOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見が開催されます。本日から明日にかけては日銀金融政策決定会合が開催されます。 (野村證券 投資情報部 坪川 一浩) 注)データは日本時間2025年10月29日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、中心限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ご投資にあたっての注意点
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10/28 16:29【野村の夕解説】日経平均株価293円安 米財務長官の発言により円高へ(10/28)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は、ベッセント米財務長官による日本の金融政策への言及を受けて円高が進み、軟調に推移しました。寄り付きから、日米首脳会談を控えたリスク回避の動きが見られ、下落して始まりました。会談後は、サプライズがなかったとの見方から一時下げ幅を縮小しました。後場に入ると、27日に開かれた日米財務相会談でベッセント米財務長官が為替について言及し、日本の金融政策の策定とコミュニケーションが重要な役割を果たすと発言したと伝わりました。これを受け、市場では日銀の利上げ観測が意識され円高米ドル安が進行し、日経平均株価は再び下落に転じ、最終的に前日比293円安の50,219円で引けました。業種別では、情報・通信業を除く全ての業種が前日比で下落しました。個別では、27日に日本経済新聞社から日経平均株価の構成銘柄から除外されると発表されたニデックが前日比-19.45%のストップ安となり、新規採用のイビデンが同+16.39%の上昇となりました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日米国にて、10月消費者信頼感指数の発表と、29日にかけてFOMCが予定されています。10月のFOMCでは0.25%ポイントの利下げが見込まれており、12月以降の金利動向の見通しについて注目されます。 (野村證券投資情報部 笠原 光) ご投資にあたっての注意点