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10分前

【速報・解説】日経平均は4万円台回復、チャート上のメドは? (3/19)

本日の動き 本日の日経平均株価は前日比117円安の39,622円で取引を開始しました。前日の1,000円を超える大幅上昇の反動から、一時、前日比332円安まで下げ幅を拡大する局面もありました。しかし、春闘で賃上げがすすむ日本の景気回復への根強い期待を背景に、バリュー(割安)株では逆行高となる銘柄も多く、日経平均株価は底堅い推移を続けました。昼過ぎに、日銀がゼロ金利解除など17年ぶりの利上げを決定したことが伝わりましたが、ほぼ事前の観測どおりの内容で市場では当面緩和的な金融環境の継続観測が広がりました。その後、長期金利の低下や円安米ドル高が進行したことから、輸出関連株を中心に幅広い銘柄が上昇し、日経平均株価も上昇に転じました。引けにかけて上げ幅を広げ、前日比263円高の40,003円と本日の高値で取引を終了しました。 今後の注目点 19、20日に米国でFOMCが開催されます。市場では政策金利を据え置くことが確実視されていますが、パウエル議長の記者会見やFOMC参加者の政策金利見通し(ドット・チャート) が注目されます。 (野村證券投資情報部 神谷 和男) 日経平均は4万円台回復、チャート上のメドは? 日経平均株価は、3月12日に一時38,271円まで下落する場面がありましたが、25日移動平均線を下支えとして反発となりました。19日には、日銀によるマイナス金利解除を大きな波乱なく乗り越えて4万円を回復しました。 この先、まずは3月7日高値(40,472円)を更新できるかどうか注目されます。同高値を突破すれば、3月7日~12日の押し幅を上に倍返しした水準(42,673円)が先行きの上値メドとして挙げられます。 ※(アプリでご覧の方)2本の指で画面に触れながら広げていくと、画面が拡大表示されます。 (注1)直近値は2024年3月19日時点。 (注2)トレンドラインには主観が入っておりますのでご留意ください。(出所)日本経済新聞社より野村證券投資情報部作成 一方、4万円台を維持することができず、再度下落に転じる場合は、改めて上向きの25日移動平均線(3月19日:39,056円)に向けて下値を固めにいく展開が見込まれます。 (チャート解説:野村證券投資情報部 岩本 竜太郎) 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 (注)画像はイメージです。 ご投資にあたっての注意点

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