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昨日 16:00
【野村の夕解説】日経平均は続落 米国債の格下げが投資家心理に重石(5/19)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は、大手格付け会社による米国債の格下げが金融市場に影響を与えるとの懸念から、前営業日比181円安の37,572円で寄り付き、その後も終日軟調な値動きが続きました。午前中に中国が発表した4月小売売上高など一部の経済指標が市場予想を下回り、中国国内景気減速への懸念からアジア株が軟調に推移したことも相場全体の重石となりました。業種別では、海運業や石油石炭製品が下落する一方、医薬品や空運業が上昇し、相場を一定程度下支えしました。午後には一時前営業日比307円安となったものの、引けにかけては下げ渋り、終値は前営業日比255円安の37,498円と4営業日続落となりました。 個別企業では、第一三共が抗がん剤治療薬の改良に関する材料を手掛かりに前営業日比+7.06%となり、1銘柄で日経平均株価を24円押し上げました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日米国では米ジェファーソンFRB副議長が講演を行います。今週は複数のFRB高官による講演が予定されていますが、米国の経済指標(ハードデータ)を見る限り、FRB高官の政策スタンスが大きく転換する可能性は低いと考えられます。 (野村證券投資情報部 清水 奎花) ご投資にあたっての注意点
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昨日 08:12
【野村の朝解説】S&P500は5営業日連続の上昇(5/19)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 16日の米国市場では5月ミシガン大消費者信頼感が市場予想に反して低下、期待インフレ率が上昇するなどスタグフレーション(景気減速下でのインフレ高進)リスクが依然として高いことを示唆しました。ただし、市場ではトランプ関税への懸念が緩和する流れが継続し、S&P500は5営業日連続で続伸、米国債利回りは上昇しました。引けにかけてはムーディーズが米国の格付けを最上位のAaaから1段階引き下げ「Aa1※」とすることを発表しました。格付け見通しに関しては「ネガティブ※」から「ステーブル(安定的)※」へ変更しました(※は全て無登録格付け)。これにより米国は大手格付け会社3社全てで最上位から転落することになります。 相場の注目点 過去の2回の例(S&P(2011年8月)、フィッチ(2023年8月))では、米国の格下げが米国債への懸念を喚起して、相場のトレンド転換につながるようなことはありませんでした。ただし、米国株は下落し、いずれのケースでも底入れまでに60営業日程度を要しています。今回の格下げはトランプ政権の政策を巡る不透明感から「ドル離れ」が警戒されるタイミングであることから、ドル安圧力となる可能性には注意が必要です。 本日のイベント 今週は20日(火)から22日(木)の日程で、カナダでG7財務相・中央銀行総裁会議が開催されます。加藤財務相は、この場を活用し米国のベッセント財務長官と為替について協議する意向を示しています。具体的な論点は明らかにされていませんが、ベッセント財務長官は日米貿易協議において「為替レートの具体的な目標を追求するつもりはない」と言及していることから、ドル高是正といったサプライズが起こる可能性は低いと見受けられます。 (野村證券 投資情報部 尾畑 秀一) (注)データは日本時間2025年5月19日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ご投資にあたっての注意点
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05/18 09:00
【動画 3分チャート塾】シーズンⅤ:第3回 実際に引いてみよう①「上昇トレンド」編
「動画 3分チャート塾」は、株価チャートの見方を学びたい初心者から中級者の方向けの動画シリーズです。 今回は、上昇トレンドの時のトレンドラインの基本的な引き方について、説明しています。 シーズン I:意外と知らないローソク足(全8回)ローソク足の基本の読み方や中長期的な相場の捉え方などについてわかりやすく解説していきます。シーズンII:相場の見方の強い味方、移動平均線(全9回)移動平均線の基礎や活用法についてわかりやすく解説していきます。シーズンIII:上値、下値のメドを探ろう(全10回)上値、下値メドの探り方についてわかりやすく解説していきます。シーズンIV:相場の過熱感を測るには?(全9回)オシレーター系指標についてわかりやすく解説していきます。シーズンV:トレンドラインを引いてみよう(全9回)トレンドラインについてわかりやすく解説していきます。 ご投資にあたっての注意点
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昨日 16:00
【野村の夕解説】日経平均は続落 米国債の格下げが投資家心理に重石(5/19)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は、大手格付け会社による米国債の格下げが金融市場に影響を与えるとの懸念から、前営業日比181円安の37,572円で寄り付き、その後も終日軟調な値動きが続きました。午前中に中国が発表した4月小売売上高など一部の経済指標が市場予想を下回り、中国国内景気減速への懸念からアジア株が軟調に推移したことも相場全体の重石となりました。業種別では、海運業や石油石炭製品が下落する一方、医薬品や空運業が上昇し、相場を一定程度下支えしました。午後には一時前営業日比307円安となったものの、引けにかけては下げ渋り、終値は前営業日比255円安の37,498円と4営業日続落となりました。 個別企業では、第一三共が抗がん剤治療薬の改良に関する材料を手掛かりに前営業日比+7.06%となり、1銘柄で日経平均株価を24円押し上げました。 本日の市場動向 ランキング 本日のチャート (注) データは15時45分頃。米ドル/円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。米ドル/円は11:30~12:30の間は表示していない。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日米国では米ジェファーソンFRB副議長が講演を行います。今週は複数のFRB高官による講演が予定されていますが、米国の経済指標(ハードデータ)を見る限り、FRB高官の政策スタンスが大きく転換する可能性は低いと考えられます。 (野村證券投資情報部 清水 奎花) ご投資にあたっての注意点
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昨日 08:12
【野村の朝解説】S&P500は5営業日連続の上昇(5/19)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 16日の米国市場では5月ミシガン大消費者信頼感が市場予想に反して低下、期待インフレ率が上昇するなどスタグフレーション(景気減速下でのインフレ高進)リスクが依然として高いことを示唆しました。ただし、市場ではトランプ関税への懸念が緩和する流れが継続し、S&P500は5営業日連続で続伸、米国債利回りは上昇しました。引けにかけてはムーディーズが米国の格付けを最上位のAaaから1段階引き下げ「Aa1※」とすることを発表しました。格付け見通しに関しては「ネガティブ※」から「ステーブル(安定的)※」へ変更しました(※は全て無登録格付け)。これにより米国は大手格付け会社3社全てで最上位から転落することになります。 相場の注目点 過去の2回の例(S&P(2011年8月)、フィッチ(2023年8月))では、米国の格下げが米国債への懸念を喚起して、相場のトレンド転換につながるようなことはありませんでした。ただし、米国株は下落し、いずれのケースでも底入れまでに60営業日程度を要しています。今回の格下げはトランプ政権の政策を巡る不透明感から「ドル離れ」が警戒されるタイミングであることから、ドル安圧力となる可能性には注意が必要です。 本日のイベント 今週は20日(火)から22日(木)の日程で、カナダでG7財務相・中央銀行総裁会議が開催されます。加藤財務相は、この場を活用し米国のベッセント財務長官と為替について協議する意向を示しています。具体的な論点は明らかにされていませんが、ベッセント財務長官は日米貿易協議において「為替レートの具体的な目標を追求するつもりはない」と言及していることから、ドル高是正といったサプライズが起こる可能性は低いと見受けられます。 (野村證券 投資情報部 尾畑 秀一) (注)データは日本時間2025年5月19日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 ご投資にあたっての注意点
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05/18 09:00
【動画 3分チャート塾】シーズンⅤ:第3回 実際に引いてみよう①「上昇トレンド」編
「動画 3分チャート塾」は、株価チャートの見方を学びたい初心者から中級者の方向けの動画シリーズです。 今回は、上昇トレンドの時のトレンドラインの基本的な引き方について、説明しています。 シーズン I:意外と知らないローソク足(全8回)ローソク足の基本の読み方や中長期的な相場の捉え方などについてわかりやすく解説していきます。シーズンII:相場の見方の強い味方、移動平均線(全9回)移動平均線の基礎や活用法についてわかりやすく解説していきます。シーズンIII:上値、下値のメドを探ろう(全10回)上値、下値メドの探り方についてわかりやすく解説していきます。シーズンIV:相場の過熱感を測るには?(全9回)オシレーター系指標についてわかりやすく解説していきます。シーズンV:トレンドラインを引いてみよう(全9回)トレンドラインについてわかりやすく解説していきます。 ご投資にあたっての注意点