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16:09
【野村の夕解説】日経平均株価、4日ぶり反落 日米の企業決算が影響(04/25)
(注)画像はイメージです。 本日の動き 本日の日経平均株価は、前日比394円安の38,065円で取引を開始しました。前日の米国株式市場で、主要3指数の騰落率は上昇と下落が混じった一方、引け後にメタ・プラットフォームズの決算発表で示された2024年4-6月期の会社見通しが市場予想を下回り、同社株価が時間外で大幅安となったことが重石となりました。これを受けて、国内株式市場では、指数寄与度の高い値嵩株のなかでも、半導体関連株や高PERな成長株の下落が目立ち、徐々に下落幅を広げ、午後には37,600円付近で底這う展開となりました。 為替市場では、日米金利差の拡大などを背景に、ドル円が1米ドル=155円台後半と、1990年6月以来、34年ぶりの円安ドル高の水準となりました。ただ、円安による業績改善期待よりも、前日引け後に決算を発表したファナックやキヤノン、パナソニックホールディングスなどの減益や業績見通しの下方修正を受けて、今後の決算に対する懸念が強まり、前日比831円安の37,628円で本日の取引を終了しました。 本日の市場動向 本日のチャート (注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。(出所)Quickより野村證券投資情報部作成 今後の注目点 本日は、米国で2024年1-3月期実質GDP成長率が発表が控えます。市場予想では、前期比年率+2.5%になるとみられており、堅調な個人消費や住宅投資が景気動向に貢献したか注目されます。 (野村證券投資情報部 金井 一宜) ご投資にあたっての注意点
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09:09
【米国株決算速報】メタ・プラットフォームズ(META):売上高見通しが予想を下回る・AIは長期事業、株価は-15.13%(時間外取引)
決算概要:2024年1-3月期(2024.12期第1四半期) EPS実績は市場予想を上回った 米国時間4月24日引け後に、「フェイスブック」や「インスタグラム」などSNS広告事業を行うメタ・プラットフォームズ(META US)が2024年1-3月期(2024.12期第1四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を0.8%上回り、EPSは市場予想を9.0%上回りました。 売上高見通しが予想を下回る・AIは長期事業 会社の2024年4-6月期売上高見通しは市場予想を下回りました。会社は、(デジタル市場法が施行された)EU(欧州連合)や、米国での規制強化による悪影響を想定しているとコメントしました。 AIについて会社は、AIのリーダー的な製品を構築しているが、これは大事業であり今後数年を要するとみている一方で、前回の決算発表時よりも楽観的になっている、とコメントしました。また、AI向けを中心に通期の設備投資見通しを引き上げました。 売上高とEPSの推移 株価は時間外取引で下落 メタ・プラットフォームズの株価は、前日比0.52%安で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比15.13%安の418.82ドルで推移しています(NY時間17:23)。売上高見通しが市場予想を下回ったためと考えられます。前回発表時には、広告収入が好調だったことなどを受け株価は大幅に上昇しました。 今後は、規制強化の動向とともに、当社の新しいAIモデルの「ラマ3」やSNA上で使用されるAIアシスタントの「メタAI」などが業績にどれだけ貢献できるかに注目が集まると考えられます。 株価推移 (6ヶ月日足) ((注1)EPS は米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2024年4月24日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2024年1-3月期(2024/3)。2024年4-6月期の売上高の白丸は会社見通し中間値。灰色はLSEG(旧リフィニティブ)集計による市場予想平均。2024年4-6月期以降の予想は2024年4月23日時点。(出所)会社発表、LSEG(旧リフィニティブ)より野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) 【米国株決算速報】メタ・プラットフォームズ(META):広告事業好調・配当支払い開始、株価は+15.11%(時間外取引) ご投資にあたっての注意点
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08:43
【野村の朝解説】大型テック企業の決算発表に注目が集まる(4/25)
(注)画像はイメージです。 海外市場の振り返り 24日の米国株式市場では、NYダウが小幅に下落した一方、ナスダック総合指数は小幅高となりました。前日引け後に発表されたテスラやテキサス・インスツルメンツの決算がナスダックを下支えした一方、大型テクノロジー企業の決算発表や米国の24年1-3月期実質GDP速報値(25日)の発表を控える中、上値を追う展開にはなりませんでした。 相場の注目点 為替市場でドル円が節目となる1ドル=155円台を付ける中、当局による為替介入を巡る動向に注目が集まります。また、26日の日銀金融政策決定会合の結果発表および植田総裁の記者会見でも、為替市場についてどのような言及があるかも重要です。なお、2022年9月に実施された円買い介入は、日銀会合後の円安進行を受けて発動されています。 24日の米国市場引け後には、メタ・プラットフォームズが決算を発表しています。2024年1-3月期の実績は市場予想を上回った一方、4-6月期の売上高見通しが市場予想を下回ったことを受け、時間外で大幅安となっています。メタの決算を受け、他の大型テクノロジー企業の決算に対する警戒感が強まる点には注意が必要です。米国市場25日の引け後に発表されるマイクロソフトやアルファベットの決算発表で、市場の懸念が払しょくされるか注目です。 本日のイベント 本日国内では、3月の全国・東京地区百貨店売上高、米国では2024年1-3月期実質GDP速報値、週間新規失業保険申請件数などが発表されます。その他、国内外ともに多くの企業が決算を発表しています。 (投資情報部 大坂 隼矢) (注)データは日本時間2024年4月25日午前7時半頃、QUICKより取得。ただしドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。CME日経平均先物は、直近限月。チャートは日次終値ベースですが、直近値は終値ではない場合があります。 野村オリジナル記事の配信スケジュール ご投資にあたっての注意点
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09:09
【米国株決算速報】メタ・プラットフォームズ(META):売上高見通しが予想を下回る・AIは長期事業、株価は-15.13%(時間外取引)
決算概要:2024年1-3月期(2024.12期第1四半期) EPS実績は市場予想を上回った 米国時間4月24日引け後に、「フェイスブック」や「インスタグラム」などSNS広告事業を行うメタ・プラットフォームズ(META US)が2024年1-3月期(2024.12期第1四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を0.8%上回り、EPSは市場予想を9.0%上回りました。 売上高見通しが予想を下回る・AIは長期事業 会社の2024年4-6月期売上高見通しは市場予想を下回りました。会社は、(デジタル市場法が施行された)EU(欧州連合)や、米国での規制強化による悪影響を想定しているとコメントしました。 AIについて会社は、AIのリーダー的な製品を構築しているが、これは大事業であり今後数年を要するとみている一方で、前回の決算発表時よりも楽観的になっている、とコメントしました。また、AI向けを中心に通期の設備投資見通しを引き上げました。 売上高とEPSの推移 株価は時間外取引で下落 メタ・プラットフォームズの株価は、前日比0.52%安で引けた後、決算発表を受けて時間外取引では、終値比15.13%安の418.82ドルで推移しています(NY時間17:23)。売上高見通しが市場予想を下回ったためと考えられます。前回発表時には、広告収入が好調だったことなどを受け株価は大幅に上昇しました。 今後は、規制強化の動向とともに、当社の新しいAIモデルの「ラマ3」やSNA上で使用されるAIアシスタントの「メタAI」などが業績にどれだけ貢献できるかに注目が集まると考えられます。 株価推移 (6ヶ月日足) ((注1)EPS は米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2024年4月24日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2024年1-3月期(2024/3)。2024年4-6月期の売上高の白丸は会社見通し中間値。灰色はLSEG(旧リフィニティブ)集計による市場予想平均。2024年4-6月期以降の予想は2024年4月23日時点。(出所)会社発表、LSEG(旧リフィニティブ)より野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) 【米国株決算速報】メタ・プラットフォームズ(META):広告事業好調・配当支払い開始、株価は+15.11%(時間外取引) ご投資にあたっての注意点
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昨日 09:43
【米国株決算速報】テスラ(TSLA):新車種は既存の製造ラインを活用・AIを拡張、株価は+11.25%(時間外取引)
決算概要:2024年1-3月期(2024.12期第1四半期) EPS実績は市場予想を下回った 米国時間4月23日引け後に、EVの製造販売や太陽光発電事業を行うテスラ(TSLA US)が2024年1-3月期(2024.12期第1四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を3.8%下回り、EPSは市場予想を12.0%下回りました。会社は前年同期比での売上高の減少について、サイバートラックやモデルチェンジしたモデル3の生産台数が少ないこと、紅海での紛争による輸送の遅延、ベルリン工場での放火による工場閉鎖を理由として説明しました。 新車種は既存の製造ラインを活用、AIを拡張 会社は、安価な新車種を既存の工場と生産ラインを活用して生産し、不確実性の高い時期により設備投資効率の高い方法で出荷台数を増加させると説明しました。 会社はAIについて、エヌビディア(NVDA US)のH100(演算チップ)換算で4万台弱までAI演算の設備を急増させ、FSD(運転支援システム)の新しいバージョンでのデータの蓄積を増加させていることを報告しました。会社は、収益構造を自動車販売から、車載AIやソフトウェア関連にシフトさせると表明していました。 売上高とEPSの推移 株価は時間外取引で上昇 株価は、前日比1.85%高で引けた後、決算発表後の時間外取引では、終値比11.25%高の160.95ドルで推移しています(NY時間18:06)。実績は市場予想を下回ったものの、ある程度事前に織り込まれていた中、新車種製造の効率化やAI関連での進捗を好感したものと推察されます。 株価推移 (6ヶ月日足) (注1)EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2024年4月23日時点。(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2024年1-3月期(2024/3)。灰色はLSEG(旧リフィニティブ)集計による市場予想平均。2024年4-6月期以降の予想は2024年4月22日時点。(出所)会社発表、LSEG(旧リフィニティブ)より野村證券投資情報部作成 (文責:野村證券 投資情報部・竹綱 宏行) 【米国株決算速報】テスラ(TSLA):値下げの悪影響が市場予想以上、株価は-2.49%(時間外取引) ご投資にあたっての注意点
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04/22 19:00
【週間ランキング】日本株の値上がり/値下がり銘柄は?(4月第3週)
※画像はイメージです。 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(上位) 2024年4月第3週(2024年4月12日~4月19日) 2024年4月月間(2024年3月29日~4月19日) 2024年年間(2023年12月29日~2024年4月19日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2024年4月19日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 日本主要銘柄・株価騰落率ランキング(下位) 2024年4月第3週(2024年4月12日~4月19日) 2024年4月月間(2024年3月29日~4月19日) 2024年年間(2023年12月29日~2024年4月19日) (注)対象はTOPIX500、直近値は2024年4月19日。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 <参考>今週の日本株式市場パフォーマンス 主要指数 TOPIX: 東証33業種 (注)業種分類は東証33業種ベース。直近値は2024年4月19日時点。(出所)ブルームバーグより野村證券投資情報部作成 ご投資にあたっての注意点