このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く新規登録された銘柄をチャート分析しました。

「ウォッチリスト」新規登録上位銘柄ランキング

母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に新規登録した上位5銘柄(2023年5月分)

今回は2023年5月に新規登録された銘柄第1位の日本電信電話(9432)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

1999年11月高値や5,000円が視野に

当社は、東西地域会社やドコモを傘下に持つ日本最大手の通信事業持ち株会社です。

(図1)当社の株価は、2020年10月に安値(2,127円)を形成以降、上昇基調が続いています。

今後、2022年10月から12月にかけての下落幅を上に倍返ししたV計算値(4,569円)を回復となれば、1999年11月高値(4,850円)や心理的フシの5,000円がさらなる上値メドとして挙げられます。

上値が重い場合は、13週線や52週線に注目

(図2)一方、この先上値が重く再び調整となった場合は、2022年12月安値形成以降下値サポートとなってきた13週移動平均線(5月26日:4,037円)や、52週線(同:3,902円)の水準が下値メドとして注目されます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2023年5月26日。 図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。  (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。(注4)掲載している画像はイメージ。 
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

ご投資にあたっての注意点