本日の株式市場
本日の日経平均株価は前日比291円安の32,023円で取引を開始しました。前日発表された米経済指標が景気減速を示唆したことから、米国株式市場が下落したことが嫌気されました。寄付き後は一時前日比354円安まで下げ幅を拡大し、約1カ月ぶりに32,000円を下回る場面もありました。もっとも、売り一巡後は自律反発狙いの買いなどが支えとなり、徐々に下げ幅を縮小する展開となりました。後場に入っても、材料に乏しい中、緩やかながら下げ幅を縮小する展開は変わらず、引けにかけては上昇に転じました。結局、日経平均株価は前日比56円高の32,371円とこの日の高値で取引を終えました。
個別では、アドバンテストや中外製薬、第一三共、東京エレクトロンなどの上昇が目立ちました。一方で、ファーストリテイリングやダイキン工業が下落し、2銘柄で日経平均株価を約62円押し下げました。
本日発表予定の海外経済指標等
特にありません。
(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成