決算発表がピークを迎えNTTやソフトバンクがランクイン

日本株式市場では決算発表がピークを迎え、前週に続き決算を発表した銘柄が多くランクインしています。1位になったのは、前週の13位から大きく順位を上げた日本電信電話(9432、NTT)です。2023年7-9月期の営業利益は前年同期比3%減益の4,763億円となり、野村予想の4,960億円を下回りました。会社は費用先行で利益水準は想定通りとコメントしていますが、下半期に向けて利益が回復に向かうのを確認する必要がありそうです。

ソフトバンク(9434)は前週の37位から2位に上昇しました。2023年7-9月期の営業利益は前年同期比9%増益の2,681億円となり、野村予想の2,460億円を上回りました。メディア・EC事業(LINE、Yahoo!など)や金融事業(PayPayなど)を中心に、野村予想を上回る結果となりました。

キリンホールディングス(2503)は、前週のランキング圏外から3位に大きく順位を上げました。2023年1-9月期の事業利益は前年同期比5%増益の664億円となり、野村予想の602億円を上回りました。製薬子会社の協和キリンや酒類の豪子会社ライオン、北米ボトラー事業の上振れが主因でした。会社は2023年12月期の通期計画に対してやや上回る進捗とコメントしています。

(FINTOS!編集部)

(注1)画像はイメージ。
(注2)各種データは2023年11月13日時点。

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