自動車や医薬品銘柄に押し目買いが発生か

多数の自動車関連企業がランキングに名を連ねました。完成車メーカーからは、トヨタ自動車(7203)が3位、本田技研工業(7267)が4位、日産自動車(7201)が7位にランクインしました。また、自動車部品メーカーからは、デンソー(6902)が8位に入りました。

2023年10月の日本株は全体的に下落傾向にあり、TOPIX配当込み業種別指数では、完成車メーカーを含む「輸送用機器」セクターの下落率が特に高くなりました。一方、10月末から本格化した決算発表では、自動車関連企業の堅調な業績が目立ちました。円安の恩恵や米国市場の好調な消費により、多くの企業が業績予想を上方修正しました。

医薬品メーカーからは、武田薬品工業(4502)が11位、アステラス製薬(4503)が15位にランクインしています。2023年10月のTOPIX配当込み業種別指数では、「医薬品」セクターの下落率が最も高くなりました。武田薬品工業とアステラス製薬の株価も軟調であり、逆張り志向の強い個人投資家による押し目買いが起こった可能性があります。

RIZAPグループ(2928)は、前月のランキング圏外から13位まで急上昇しました。RIZAPグループが運営する低価格ジム「chocoZAP(ちょこざっぷ)」は、サービス開始から1年で会員数が日本一となりました。これらを背景に、10月にかけて株価が大きく変動しました。

(FINTOS!編集部)

(注1)画像はイメージ。
(注2)各種データは2023年11月14日時点。

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