このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く新規登録された銘柄をチャート分析しました。

「ウォッチリスト」新規登録上位銘柄ランキング

母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に新規登録した上位5銘柄(2023年10月分)。ただし直近上場銘柄は除く。

今回は2023年10月に新規登録された銘柄第5位のニデック(6594)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

この先底入れに向けた動きとなるか注目

当社はモータの開発・製造における世界の代表的な企業です。

※(アプリでご覧の方)2本の指で画面に触れながら広げていくと、画面が拡大表示されます。

(図1)当社の株価は、2021年2月以降下落基調が続いており、10月下旬には大陰線を引く展開となりました。

この大幅下落により13週移動平均線からの乖離が進みました(11月2日時点 :-18.90%)。この先まずは13週線(同:6,992円)に向けて底入れの動きとなるか注目されます。

5,000円前後の水準にフシ集まる

(図2)ただ、主要移動平均線は総じて下向きとなっています。

この先軟調な展開が続く場合は、2023年8月以降の緩やかな下降トレンド下限や2020年3月安値(4,837.5円)などのフシが集まる5,000円前後の水準が、まずは下値メドとして挙げられます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2023年11月2日。 図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。  (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。(注4)掲載している画像はイメージ。  
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成

(野村證券投資情報部 丹羽 紘子)

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

※画像はイメージです。

ご投資にあたっての注意点