本日の株式市場

本日の日経平均株価は前日比101円安の36,415円で取引を開始しました。日経平均株価が急速に上昇したことに対する警戒感が残る中、昨日の引け後に開かれた日銀の金融政策決定会合後の記者会見を受けて、日銀による金融政策の正常化が改めて意識され、10年国債利回りが上昇したことが相場の重石となりました。後場に入ると一段安となり、10年国債利回りが一時、0.740%に上昇すると、日経平均株価は一時、前日比412円安の36,104円に下げ幅を広げる場面も見られました。その後は底堅く推移し、前日比291円安の36,226円で取引を終えました。

東証33業種別指数では、29業種が下落した一方、銀行業、保険業、パルプ・紙、鉱業の4業種が上昇となりました。長期金利の上昇が嫌気された不動産業が前日比-2.84%で下落率トップとなった一方、銀行業は長期金利の上昇を追い風に、前日比+4.20%と大きく上昇しました。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
1月S&PグローバルPMI速報値
  (製造業)前月:47.9 予想:47.9
  (サービス業)前月:51.4 予想:51.4

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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