NTTが1位に浮上、ソシオネクストや信越化学が大きく順位を上げる
先月1ヶ月間で新たにFINTOS!ウォッチリストに登録されたトップ10の銘柄をランキング形式でご紹介します。
日本電信電話(NTT、9432)が1位にランクインしました。2024年1月29日、一部報道で、経済産業省が所管する新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が、次世代通信規格「6G」向け通信基盤の研究開発事業として、NTTや新光電気工業(6967)、キオクシアが参加する光電融合(信号処理を光のまま実現する技術)関連事業を採択し、計450億円を支援する見通しと伝わりました。
三菱商事(8058)が3位にランクインしました。同社は2024年1月1日を効力発生日として1株を3株に分割する株式分割を実施しました。
ソシオネクスト(6526)が4位にランクインしました。同社は2024年1月30日に決算を発表しました。2023年10-12月期(3Q)の営業利益は93億円となり、野村予想の73億円を上回りました。製品ミックス(販売構成)や歩留まり(良品率)の改善などが貢献した模様です。また、会社は2024.3期の売上高予想を30億円、営業利益予想を25億円、それぞれ上方修正しました。
信越化学工業(4063)が8位にランクインしました。同社は2024年1月26日に決算を発表しました。2023年10-12月期(3Q)の営業利益は1,776億円となり、野村予想の1,926億円を下回りました。3Qでは、「レアアース(希土類)磁石」の原材料の在庫評価損失などが計上されました。野村ではこれらを一過性のコストとして認識しています。
(野村證券投資情報部 デジタル・コンテンツ課)
(注1)画像はイメージ。
(注2)各種データは2024年2月5日時点。