(注)画像はイメージです。

本日の動き

前日の米国株式市場では、パウエルFRB(連邦準備理事会)議長から利下げ方針と経済安定への取り組みが改めて確認されたことで、主要3指数は揃って上昇しました。一方で、パウエル議長からは「利下げを急いでいない」との発言があり、ニューヨーク為替市場で1米ドル=143円台後半まで円安米ドル高が進みました。これらを受けて、本日の日経平均株価は、前日比312円高の38,232円で取引を開始しました。午前中に一服する場面はあったものの、1米ドル=144円台半ばまで円安米ドル高が進む中、日経平均株価は円安進行に伴って上昇しました。午後に入って上げ幅は700円を上回り、引けにかけても高値圏で推移し、結局前日比732円高の38,651円で本日の取引を終えました。個別銘柄では、円安進行を受けて、値がさ株のファーストリテイリングが前日比+2.72%上昇して日経平均株価を押し上げたほか、株式分割の効力発生日を迎えたTDKが前日比+6.82%と大きく上昇しました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時15分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

本日、米国で9月ISM製造業景気指数、8月JOLTS(雇用動態調査)が発表されます。パウエルFRB議長は今後の追加利下げについてはデータ次第との姿勢を示していることから、注目が集まります。

(野村證券投資情報部 秋山 渉)

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