(注)画像はイメージです。

本日の動き

先週末発表された米国のインフレ指標は低い伸びとなり、利下げ期待が高まりました。本日の日経平均株価は前週末比338円高の39,040円で始まり、先週の米国ハイテク株高を受け、値がさの半導体株が上昇し相場をけん引しました。また、先週末までで日銀の植田総裁が利上げに慎重な姿勢を示したことで、外国為替市場では米ドル高円安の傾向が続いており、業種別では自動車株などを含む輸送用機器が上昇しました。大引けは前週末比459円高の39,161円となり、7営業日ぶりの反発となりました。

日本時間の21日(土)には一部報道機関が、「トランプ次期米大統領がNATO(北大西洋条約機構)加盟国に対して、国防費をGDPの5%に引き上げるよう求める方針」と報じました。日本はNATO加盟国ではありませんが、トランプ氏が日本に対しても防衛費の増額を求める可能性があるとの思惑が広がりました。防衛関連株の一角が上昇し、川崎重工業は前週末比4.09%高、IHIは同4.33%高となりました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時45分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

24日(火)からはクリスマスのため、欧米など多くの市場が短縮取引や休場となります。27日(金)には、日銀金融政策決定会合における主な意見が発表されます。

(野村證券投資情報部 清水 奎花)

ご投資にあたっての注意点