(注)画像はイメージです。

本日の動き

本日の日経平均株価は前日比54円安の39,550円で始まりました。前日引け後に決算を発表したファーストリテイリングは中国での販売減少が嫌気され、一時前日比4,080円(7.83%)安となり相場を押し下げました。また業種別では、銀行、保険などの金融株が下落し、これも相場の重石となりました。その後は本日発表される米国雇用統計を控え様子見の姿勢が広がり、終値は前日比414円安の39,190円と3営業日続落となりました。ファーストリテイリングの終値は前日比6.52%安となり、1銘柄で日経平均株価を約301円押し下げました。

本日の市場動向

ランキング

本日のチャート

(注)データは15時45分頃。ドル円相場の前日の数値は日銀公表値で、東京市場、取引時間ベース。
(出所)Quickより野村證券投資情報部作成

今後の注目点

米国では本日12月雇用統計が発表されます。また日本では本日引け後に安川電機、良品計画、イオンなどが決算を発表します。小売企業の決算は日本の個人消費の動向を判断するうえで重要です。また来週14日(火)は、氷見野日銀副総裁が神奈川県金融経済懇談会に出席、会合後には記者会見を行う予定です。日銀の金融政策の方向感を判断するうえで注目が集まります。

来週、米国では12月の消費者物価、小売売上高、鉱工業生産など主力統計が発表されます。特に小売売上高では年末商戦で財の売れ行きを確認するうえで注目です。

(野村證券投資情報部 清水 奎花)

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