2月2日に発表された米国株の四半期決算をお送りいたします。

メタ・プラットフォームズ(FB)

メタバース事業の先行投資が負担に

※ 会社発表、ファクトセットより野村證券投資情報部作成
※ 実績は2021年10-12月期四半期
※ EPSは希薄化後一株当たり利益
※ 2月2日引け後決算発表。発表後の株価は、2日の時間外取引における終値比での騰落率(米国東部時間 午後7:19現在)

 2021年10-12月期から2つの事業セグメントで業績を開示しています。Facebook、Instagramが含まれるFamily of Apps(FoA)の売上高は前年同期比+19.9%の327.94億ドル、営業利益は同+6.8%の158.89億ドルでした。メタバース関連のReality Labs (RL)の売上高は同+22.3%の8.77億ドル、営業利益は前年同期の-20.99億ドルに対し-33.04億ドルと、赤字幅が拡大しました。

 CEOのマーク・ザッカーバーグ氏は「人々がつながりを維持するために当社の製品に目を向け、企業が成長のために当社のサービスを利用し続けたため、当四半期は堅調だった。私は、リール(最大15秒の短尺動画)、コマース、バーチャルリアリティなど、この1年で多くの重要な成長分野で達成した進歩に勇気づけられている。メタバースの構築に向けて、2022年もこれらおよびその他の重要な優先事項に投資し続ける」と述べています。

 2022年1-3月期の売上高について会社は、270~290億ドル(前年同期比+3.2%~+10.8%)との見通しを示しました。市場予想平均は301.83億ドルだったので、会社予想レンジは下回りました。会社は、インプレッション(広告等が表示された回数)や価格双方に対する逆風の影響を受けるとしています。

(注)「野村の米国株決算速報」では、NYダウとナスダック100の構成銘柄うち、2021年末の時価総額それぞれ上位10銘柄の決算速報を配信しています(アップルとマイクロソフトは重複するため合計18銘柄)。

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