2月3日に発表された米国企業の四半期決算をお送りいたします。
アマゾン・ドットコム(AMZN)
リビアン評価益計上でEPSは市場予想を大きく上回る
※ 会社発表、ファクトセットより野村證券投資情報部作成
※ 実績は2021年10-12月期四半期
※ EPSは希薄化後一株当たり利益
※ 2月3日引け後決算発表。発表後の株価は、3日の時間外取引における終値比での騰落率(米国東部時間 午後6:44現在)
希薄化後EPSが市場予想を大きく上回りました。2021年11月に上場した出資先のリビアン・オートモーティブ株式について税引き前評価益118億ドルを計上したことが寄与しています。
Eコマース事業は北米、海外とも投資負担や人件費負担が重く営業赤字となりましたが、AWS(クラウドサービス)事業は前年同期比+39.5%増収、営業利益は同+48.5%と好調でした。
2022年1-3月期について会社は、売上高は前年同期比+3~+8%、営業利益については、30~60億ドルとしました。営業利益の市場予想平均は64.3億ドルなので、会社予想レンジはこれを下回りました。
決算資料の中でCEO(最高経営責任者)のアンディ・ジャシー氏は「当社が、2020年に顧客が主に家に滞在している時期に驚異的な成長を示し、2021年にはその状況に更に上乗せで成長を続けてきたという事実を考えると、小売チームはほぼ2年間、ピークモードで効果的に運営されている」と述べています。また、「労働供給不足とインフレ圧力によってコストが上昇している。これらの短期的な課題にもかかわらず、パンデミックから抜け出すにつれて、ビジネスについて楽観的でかつ期待している」と述べています。
(注)「野村の米国株決算速報」では、NYダウとナスダック100の構成銘柄うち、2021年末の時価総額それぞれ上位10銘柄の決算速報を配信しています(アップルとマイクロソフトは重複するため合計18銘柄)。
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