本日の株式市場

 本日の日経平均株価は、前週末比252円高の26,991円で取引を開始しました。20日に政府は新型コロナウイルスの水際対策を6月1日から緩和すると正式に発表し、インバウンド消費の回復による経済回復への期待が広がりました。寄付き後早々に、前週末比308円高をつける場面もありましたが、中国での新型コロナウイルスの感染拡大による、景気減速への懸念が重石となり、徐々に上げ幅を縮小する展開となりました。その後は26,900円前後で横ばいとなりましたが、大引けにかけて再度上げ幅を拡大し、前週末比262円高の27,001円と、11営業日ぶりに終値ベースで27,000円台を回復し、この日の取引を終えました。

 業種別では保険業が前週末比+5.98%となり、日経平均株価をけん引しました。先週末に大手損保会社が発表した決算と同時に、相次いで自社株買いを発表したことが好感されました。

本日発表予定の海外経済指標等

  • ドイツ:5月Ifo企業景況感指数
      前回:91.8 予想:91.4

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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