本日の株式市場

 本日の日経平均株価は前日比67円高の26,460円で取引を開始しました。前日の米国株式市場が軟調となったものの、日銀短観で2022年度の大企業・全産業の設備計画が前年度比+18.6%と市場予想を上回ったことが好感されました。もっとも、日銀短観で設備投資計画は市場予想を上回ったものの、業況判断DIが悪化していることや、利上げによる米景気減速への懸念は強く、その後は急速に上げ幅を縮小し、一気に下落に転じました。その後も、米国株式指数先物が軟調に推移したことから、日経平均株価も歩調を合わせるように徐々に下げ幅を拡大する展開となり、下げ幅は一時前日比551円まで拡大する場面もありました。大引けにかけて、やや値を戻したものの、日経平均株価は前日比457円安の25,935円と大幅に続落してこの日の取引を終えました。

 個別では東京瓦斯や大阪瓦斯の下落が目立ちました。ロシアの天然ガス開発事業「サハリン2」についての報道を背景に、業績悪化への警戒感が高まりました。

本日発表予定の海外経済指標等

  • 米国:6月ISM製造業景況指数
      前月:56.1 予想:54.5

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

【FINTOS!編集部発行】野村オリジナル記事配信スケジュールはこちら
ご投資にあたっての注意点