このたび、米国ナスダック市場の時価総額上位銘柄をチャート分析しました。
ナスダック市場: 時価総額上位銘柄ランキング
(注)データは2022年7月29日時点。
(出所)ブルームバーグデータより野村證券投資情報部作成
本日は第5位のテスラ(A5861/TSLA)を取り上げました。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。
下降トレンドラインに向けた動きが継続なるか
当社は、2003年に創業したEV(電気自動車)メーカーです。
(図1)当社の株価は、昨年11月以降軟調な展開となり、今年5月には2020年安値以降の上昇幅に対する50%押し(656.80ドル)を達成しました。ただその後は600~800ドルの水準で保ち合いをこなした後、戻しを試す動きとなっています。
足元で主要な移動平均線を上回る水準まで戻しており、この先昨秋以来の下降トレンドラインに向けて戻しの動きが継続するか注目されます。
押しのメドとしては13週線が挙げられる
(図2) 一方仮に上昇一服、押しを入れる展開となった場合は、2020年以降下支えとして何度も機能した13週移動平均線(5日:746.74ドル)がまずは下値メドとして挙げられます。
(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2022年8月5日。図中の「〇週線」 とは移動平均線を指します。(注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがあります。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。
(出所)ブルームバーグデータより野村證券投資情報部作成
この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。
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