このたび、米国ナスダック市場の時価総額上位銘柄をチャート分析しました。

ナスダック市場: 時価総額上位銘柄ランキング

(注)データは2022年7月29日時点。
(出所)ブルームバーグデータより野村證券投資情報部作成

 本日は第3位のアルファベット(A株)(A4987/GOOGL)を取り上げました。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

保ち合いこなしつつ13週線を奪回

 当社は、世界最大のアクセス数を誇る情報検索エンジン「グーグル」を展開する企業です。

(図1)当社の株価は、今年5月以降、100ドル~120ドルの範囲で保ち合い相場が続いています。足元で昨年下支えとして機能した13週移動平均線(5日:113.05ドル)を奪回した他、同線が下向きから横向きに転じつつあり、この先戻しを試す展開となるか注目されます。

最初の戻しのメドとしては今年に入り何度か安値を付けた125ドル前後の水準が挙げられます。

調整継続の場合は5月安値などが下値メド

(図2)一方仮に再度調整となった場合は、今年5月安値(101.88ドル)や2020年以降の上昇幅に対する2/3押し水準(84.14ドル)などが下値メドとして挙げられます。

※当社は2022年7月18日に20:1の株式分割を行いました。この資料は、株式分割考慮後の株価で表示しています。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2022年8月5日。図中の「〇週線」 とは移動平均線を指します。(注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがあります。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。 
(出所)ブルームバーグデータより野村證券投資情報部作成

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

・8/12配信:【マイクロソフト:チャート分析】下降トレンドライン突破へ(ナスダック時価総額上位銘柄TOP7)

・8/11配信:【アップル:チャート分析】主要移動平均線を奪回 (ナスダック時価総額上位銘柄TOP7)

ご投資にあたっての注意点