このたび、米国ナスダック市場の時価総額上位銘柄をチャート分析しました。

ナスダック市場:時価総額上位銘柄ランキング

(注)データは2022年7月29日時点。
(出所)ブルームバーグデータより野村證券投資情報部作成

 本日は第1位のアップル(A0030/AAPL)を取り上げました。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

今年以降の下降トレンドラインを突破なるか

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(図1)当社の株価は今年に入り軟調な展開が続きましたが、6月を底に反発に転じ、足元で、26週線や52週線が重なる水準(5日:155ドル前後)を奪回しています。

この先、今年1月高値以降の下降トレンドラインを突破となれば、まずは1月高値(182.94ドル)を目指す動きが期待されます。

上昇一服の場合はまずは13週線が下値メド

(図2)ただ一方で、6月安値形成以降の上昇は、5週連続で陽線を描くなど急ピッチなものとなりました。

この先上昇一服となり押しを入れる展開となった場合は、足元で上向きに転じ始めた13週線(同:146.78ドル)が下値メドとして挙げられます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2022年8月5日。図中の「〇週線」 とは移動平均線を指します。(注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがあります。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。 
(出所)ブルームバーグデータより野村證券投資情報部作成

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

ご投資にあたっての注意点