本日の株式市場

 本日の日経平均株価は前日比153円高の26,585円と、反発して取引を開始しました。前日までの3営業日で日経平均株価は1,200円超下落しており、自律反発と思われる動きが株価を押し上げました。前日の米国株主要3指数は揃って続落でしたが、時間外取引の米国株指数先物は小幅ながらも上昇しました。さらに、前週末イギリス政府による経済対策発表以降、下落を続けていたイギリスポンドが堅調推移となった事も投資家心理を和らげました。日経平均株価は、一時前日比248円高の26,680円まで上げ幅を広げましたが、新規の買い材料に欠き上値も重く、26,600円近辺での推移を続けました。世界景気悪化への懸念は根強く、海運業や鉱業は、市況悪化懸念から逆行安となり重石となりました。日経平均株価は引けにかけて上げ幅を縮小し、前日比140円高の26,571円と4営業日ぶりに反発して取引を終えました。

 朝方は幅広い銘柄が上昇し、東証プライム市場全体の約8割、1,500を超える銘柄が上昇しましたが、大引けでは値上がり1,093銘柄に対して、値下がり636銘柄でした。

本日発表予定の海外経済指標等

【米国】
8月耐久財受注(前月比)
 (コア)前月:+0.2% 予想:0.2%
9月消費者信頼感指数(コンファレンスボード)
 (総合)前月:103.2 予想:104.5
8月新築住宅販売件数(年率、万件)
 前月:51.1 予想:50.0

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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