本日の株式市場

 連休明けの日経平均株価は前週末比374円安の26,779円と続落して取引を開始しました。前週末に世界的な金融引き締めによる景気減速懸念から、米欧の株式市場が大きく下落したことが影響しました。寄付き後は売り気配で始まった銘柄の値が付くにつれて、下げ幅を拡大し、売り一巡後は26,600円前後でもみ合いとなりました。同日のアジア株式市場で主要な株価指数が軟調に推移したことも日経平均株価の重石となり、後場には下げ幅を拡大し、日経平均株価は前週末比722円安の26,431円と、この日のほぼ安値で取引を終えました。

 業種別では、鉱業が前週末比-9.31%と大幅に下落しました。世界的な景気減速によって、原油需要が減少するとの懸念から原油先物価格が下落したことが影響しました。また、個別では、東京エレクトロンやソフトバンクグループといった値嵩株の下落が目立ちました。

本日発表予定の海外経済指標等

【ユーロ圏】
ドイツ9月Ifo企業景況感指数
 前月:88.5 予想:87.0

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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