本日の株式市場

 本日の日経平均株価は前日比171円安の27,991円で取引を開始しました。前日の米国株式市場で主要3指数が揃って下落したことに加え、中国での新型コロナウイルスを巡る混乱への警戒感が株式市場の重石となりました。下げ幅は一時前日比262円安まで拡大する場面もありましたが、売り一巡後は下げ幅を縮小する展開となりました。その後は、日本時間29日16時から、中国当局が新型コロナ防疫措置の記者会見を実施するとの発表を受けて様子見姿勢が広がり、日経平均株価は28,000円付近でもみ合いとなりました。結局、この日の日経平均株価は前日比134円安の28,027円と3営業日続落して取引を終えました。一方で、東証マザーズ指数は小幅ながら4営業日続伸しました。

 個別では、エーザイが米バイオジェンと共同開発する認知症薬の治験参加者が死亡したと報じられました。安全性への問題から、今後の普及に遅れが出るとの懸念が生じ、同社の株価は前日比-6.21%と下落しました。

本日発表予定の海外経済指標等

  • 【米国】11月コンファレンスボード消費者信頼感指数
      前月:102.5 予想:100
  • 【ユーロ圏】11月景況感指数
      前月:92.5  予想:93.2

(注)経済指標などの市場予想はブルームバーグによる市場コンセンサス予想。時間は日本時間。
(出所)東京証券取引所等より野村證券投資情報部作成

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