このたび、米国ナスダック市場の時価総額上位銘柄をチャート分析しました。

ナスダック市場: 時価総額上位銘柄ランキング

(注)データは2022年11月30日時点。
(出所)ブルームバーグデータより野村證券投資情報部作成

 本日は第4位のアマゾン・ドットコム(A3311/AMZN)を取り上げました。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

まずは13週線などを早期回復なるか注目

 当社は、売上高で世界最大のオンライン小売企業です。

 (図1)当社の株価は昨年11月以降調整相場となり、今年10月には過去の高値のフシが集まる100ドル処を割り込みました。

 この先まずは100ドル処や急な角度で下向きの13週移動平均線(12月2日:107.78ドル)を早期回復できるか注目です。これらを突破となれば、さらなる戻しメドとして26週線(同:115.78ドル)や今年8月に上値を押さえられた52週線(同:131.68ドル)が挙げられます。

調整継続の場合は80ドル前後が最初の下値メド

 (図2)一方仮に軟調な展開が続いた場合は、2020年3月安値(81.30ドル)や、今年の3月高値~5月安値の下落幅を8月高値に当てはめたN計算値(77.00ドル)などがある80ドル前後の水準が最初の下値メドとして挙げられます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2022年12月2日。図中の「〇週線」 とは移動平均線を指します。(注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがあります。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。 
(出所)ブルームバーグデータより野村證券投資情報部作成

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

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