このたび、米国ナスダック市場の時価総額上位銘柄をチャート分析しました。

ナスダック市場:時価総額上位銘柄ランキング

(注)データは2022年11月30日時点。
(出所)ブルームバーグデータより野村證券投資情報部作成

 本日は第1位のアップル(A0030/AAPL)を取り上げました。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

52週線の次は下降トレンドラインが戻しメド

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 (図1)当社の株価は、今年8月に高値形成後調整となり、主要移動平均線を割り込みました。ただ10月安値は今年6月安値を上回る水準で下げ止まりました。

 この先52週線(12月2日:157.37ドル)を奪回となれば、今年1月以降の下降トレンドラインに向けてさらなる戻しを試す動きとなることが期待されます。

120ドル台では下値サポート期待

 (図2)一方、この先調整継続となった場合は、最初の下値メドして今年6月安値(129.04ドル) が挙げられます。120ドル前後の水準はフシが集まっているほか、2021年前半に保ち合いを形成した価格帯でもあり、下げ渋りの動きとなることが考えられます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2022年12月2日。図中の「〇週線」 とは移動平均線を指します。(注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがあります。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。 
(出所)ブルームバーグデータより野村證券投資情報部作成

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

ご投資にあたっての注意点