3月2日に発表された米国株の四半期決算をお送りいたします。
ブロードコム(AVGO)
決算概要
調整後EPSは市場予想を上回った
米国時間3月2日引け後に、通信向けを中心とした半導体・インフラストラクチャーソフトウェアの設計、開発、販売を行うブロードコム(AVGO US)が2022年11月-2023年1月期(2023.10期第1四半期)決算を発表しました。売上高は市場予想を0.2%上回り、調整後EPSは市場予想を2.3%上回りました。
株価は時間外取引で終値比+0.43%と上昇しています。
会社の2023年2-4月期売上高見通しは市場予想を上回る
2023年2-4月期(第2四半期)について会社は、売上高は87億ドルとの見通しを示し、市場予想(85.90億ドル)を1.3%上回りました。
データセンター向けの需要の高まりは当社に追い風
会社はAIブームなどでのデータセンター向けの需要は高まると予想しており、ネットワーク収益を前年比で約20%増加すると見込んでいます。AIに使用されるイーサネットスイッチの出荷は、2023年には8億ドル以上に増加すると見込んでいます。
売上高とEPSの推移
株価推移 (6ヶ月日足)
(注1)EPS は非米国会計基準の希薄化後一株当たり利益。
(注2)株価推移:データは日次で、直近値は2023年3月2日時点。
(注3)売上高とEPSの推移:赤色は実績で、直近値は2022年11月-2023年1月期(2023/1)。売上高推移の2023年2-4月期の白丸は会社見通し。灰色はリフィニティブ集計による市場予想平均。2023年2-4月期以降の予想は2023年3月1日時点。
(出所)会社発表、リフィニティブより野村證券投資情報部作成
(文責:野村證券 投資情報部・岩崎 晴弥)