このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く登録されている銘柄をチャート分析しました。

「ウォッチリスト」登録銘柄上位ランキング

母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に登録している銘柄(2022年12月31日時点)

本日はFINTOS!ウォッチリスト登録銘柄ランキング第2位の三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

調整一巡後、約16年ぶりの大台乗せなるか

当社は、国内最大の金融グループで、国際展開に強みがあります。

(図1)当社の株価は2022年10月から今年2月にかけて大幅上昇しましたが、その後3月に26週移動平均線の水準まで下落しました。

その後は同線(4月24日:860円)を挟んだ攻防が続いています。この先13週線(同: 896円)を奪回して調整一巡となれば、2008年7月以来約16年ぶりとなる1,000円の大台乗せが視野に入ると期待されます。

押しを入れる場合は800円前後の水準が下値メド

(図2)一方、26週線を下放れる展開となった場合は、2023年3月安値(805円)や上向きの52週線(4月24日:789円)などがある800円前後の水準で下げ止まりとなるか注目されます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2023年4月24日。図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。  (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。 
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

【チャート分析】トヨタ、まずは26週線上放れとなるか

ご投資にあたっての注意点