このたび、FINTOS!で皆様にご好評いただいている機能「ウォッチリスト」に多く登録されている銘柄をチャート分析しました。

「ウォッチリスト」登録銘柄上位ランキング

母集団:野村の投資情報アプリ「FINTOS!」にて、ユーザーの皆様が「ウォッチリスト」機能に登録している銘柄(2022年12月31日時点)

本日はFINTOS!ウォッチリスト登録銘柄ランキング第3位のソフトバンク(9434)です。週足チャートを用いて、チャート分析上の注目点を記しています。今後の投資戦略を考える上で、ご参考になれば幸いです。

移動平均線を下支えに3月高値奪回なるか注目

当社は、「SoftBank」「Y!mobile」などを展開する国内大手の情報通信企業です。

(図1)当社の株価は、2021年9月に高値形成以降、上値の重い展開となり、概ね1,400円~1,600円の範囲で保ち合い相場が続いています。

ただ下値は徐々に切り上がる展開となっています。この先13週移動平均線(4月24日:1,526円)や52週線(同:1,499円)など1,500円前後の水準に集まる主要移動平均線を下支えに、今年3月高値(1,574.5円)や、2021年9月高値(1,620円)を奪回となるか注目されます。

1,400円台前半が最初の下値メド

(図2)一方、調整継続で移動平均線が集まる1,500円処を下放れた場合は、2021年以降の下値サポートラインがある1,400円台前半の水準が最初の下値メドとして挙げられます。

(注1) 株価は修正株価でザラ場ベース。直近値は2023年4月24日。 図中の「〇週線」 とは移動平均線を指す。  (注2)株価表記について、2014年7月以降、一部の銘柄の呼値の単価変更により、小数点以下第1位まで表記しているものがある。(注3)トレンドラインには主観が含まれていますので、ご留意ください。またご投資に際しては、企業業績や投資尺度などテクニカル以外の要素についてもご確認ください。 
(出所)東京証券取引所データより野村證券投資情報部作成

この資料は、投資判断の提供を目的としたものではなく、一般的なテクニカル分析の手法について記したものです。テクニカル分析は過去の株価の動きを表現したものであり、将来の動きを保証するものではありません。 また、記載されている内容は、一般的に認識されている見方について記したものですが、チャートの見方には解釈の違いもあります。

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ご投資にあたっての注意点